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シリア革命8周年特別シンポジウム:−自由への道のり。真の解放を求めて−

Stand with Syria Japanでは、シリア革命から8年という節目を考える特別シンポジウムを開催いたします。

 
◇趣旨・内容
2011年3月に平和的革命に立ち上がったシリア国民は、8年に及ぶ殺戮と破壊に晒された。50万の犠牲者、1100万の避難民、20万以上の失踪者を生んだ、「今世紀最悪の人道危機」は決して過去の出来事ではない。新たな年を迎えて早々の2月、イドリブやハマ地域の市民は、地獄のような日々を生かされた。連日連夜続く爆撃や国際的に禁止された非人道兵器により幼い子どもを含む大勢の人びとが焼き尽くされた。シリア革命から8年という節目に際して開催される本特別シンポジウムでは、各方面で活躍する専門家を迎え、この8年を時系列的に振り返り、さらに、終わらない悲劇の中を生きるシリア市民が求め続ける真意を考え、シリアの未来を徹底的に議論する企画である。「革命と内戦は何だったのか」、「シリアで何が起きているのか」、「シリアはどこへ向かっているのか」、「シリアに平和はもたらされるか」、「今、人びとが求めているものとは」という緊急性の高い問いを来場者と共に考えたい。
また、本シンポジウムは、自由と尊厳という「人間としての権利」を求め立ち上がったシリア市民、そして8年に及ぶシリア危機で犠牲となった全ての人びとに捧げられる。
 
◇プログラム
13:30 開場・受付 
14:00 開会挨拶 Stand with Syria Japan理事 山澤宗市

第1部 革命
14:05 「サウラの記憶:恐怖と沈黙の壁を越えて」
山田一竹(Stand with Syria Japan代表)

14:25 「<内方浸透>に抗うシリアの記録映画」
岡崎弘樹(アラブ近代政治思想・シリア文化研究)

14:55 休憩

−特別登壇企画−
15:05 「革命は終わらない」 “シリア人特別ゲスト” [スカイプ登壇]

第2部 内戦
15:50 「失われた故郷:アレッポで見たもの」
藤原亮司(ジャーナリスト|ジャパンプレス所属)
山崎やよい(イブラ・ワ・ハイト発起人、考古学者)

16:30 「シリア内戦:報道と真実」
黒井文太郎(軍事ジャーナリスト)

17:00 休憩

第3部 ディスカッション
17:10 「徹底討論:シリアはどこへ向かうのか」
岡崎弘樹×黒井文太郎×藤原亮司×山崎やよい×ナジーブ・エルカシュ×山田一竹
モデレーター:山澤宗市

18:10 会場との質疑応答
18:40 閉会

※プログラムはやむを得ない事情により変更する可能性がありますこと、予めご了承ください。

 
◇ 日時:2019年3月23日(土)14時00分~18時40分
(開場:13時30分)
◇ 会場:早稲田奉仕園リバティホール(最寄り駅: 東京メトロ東西線:早稲田駅|東京メトロ副都心線:西早稲田駅)
https://www.hoshien.or.jp/map/
◇ 定員:100名(先着順)
◇入場料:1500円
シリア女性自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」の『くるみボタン』付き。ボタンはシリアの女性が手作りで一つひとつ、一針ひと針に想いを込めたシリアの温もりを感じられる素敵な作品です。シリア支援に繋がります。
※ 種類はこちらで選ばせていただくことを予めご了承ください。
 
◇予約不要:直接会場にお運びください
 
◇主催:非営利団体 Stand with Syria Japan – SSJ
お問い合わせ:info@standwithsyriajp.com
 
—登壇者プロフィール(登壇順)—
岡崎弘樹
専門はアラブ近代政治思想・シリア文化研究。中部大学非常勤講師。2003年から2009年にかけて仏研究所研究員や日本大使館の政務アタッシェとしてダマスカスに滞在。2016年にパリ第3大学アラブ研究科で社会学博士号取得。最近は1970 年代以降のシリアの監獄文学や政治演劇、記録映画にも研究対象を広げ、学会発表に加え、各種シンポジウムの基調講演やシリアの演劇・映画の解説なども行っている。最新の論文に「シリアの記録映画に描かれる<崩壊>の経験−記憶、表象、他者をめぐる創造空間」『唯物論研究年誌第23号 21世紀の<マルクス>』大月書店。

藤原亮司
ジャーナリスト(ジャパンプレス所属)。1967年、大阪府生まれ。1998年からパレスチナ問題の取材を行い、シリア、レバノン、コソボ、アフガニスタン、イラク、ヨルダン、トルコなどにおいて「紛争地に生きる人びと」を中心に紛争難民問題を取材。国内では在日コリアン、東日本大震災や原発被害の取材を行っている。著書に『ガザの空の下――それでも明日は来るし人は生きる』(2016年、dZERO(インプレス))。

山崎やよい
考古学者。シリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに活動を続ける。テル・アバル、テル・コムロック発掘調査、テル・ハディヤ発掘調査、テル・ベイダル発掘調査、アインダーラ神殿遺跡修復事業などに参加し、シリア国立アレッポ大学考古学科講師を歴任。20年以上を暮らしたシリアからの帰国後も、シリアについてメディアやブログで発信と解説を続けている。

黒井文太郎
横浜市立大学国際関係課程卒業。講談社編集者を経てフリーランスの国際紛争専門フォトジャーナリストとして活動。ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住し、紛争地取材を行う。その後、月刊『軍事研究』特約記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、軍事ジャーナリスト。シリア内戦に関しても積極的な発信、分析を行っている。
主な著書に 『イスラムのテロリスト』(講談社:2001年)、『世界のテロと組織犯罪』(ジャパンミリタリーレビュー:2001年)、 『日本の情報機関』(講談社:2007年)、『ビンラディン抹殺指令』(洋泉社:2011年)、 『イスラム国の正体』(講談社:2014年)など軍事・インテリジェンスに関する著書多数。

ナジーブ・エルカシュ
シリア人ジャーナリスト、リサーラ・メディア代表。1973年シリア生まれ。1997年に来日。東京大学大学院、名古屋大学大学院にて映画理論を研究。1998年から日本や北東アジアを取材し、アラブ諸国やヨーロッパのメデイアに取材を配信。日本のテレビ番組にも多数出演(BS-TBSの『外国人記者は見た!』、東京MXテレビの『モーニング・クロス』、テレ朝の『世界が驚いたニッポン!』、日本テレビの『NEWS ZERO』など)、さらに文化交流の分野にも活動してる(東京アラブ映画祭の企画アドバイザーなど)。

山田一竹
Stand with Syria Japan代表。東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム修士課程在籍(ジェノサイド研究)。2014年 英国FIEにて紛争分析・解決プログラム修了、現地の難民支援団体にて支援活動に当たる。2017年 非営利団体「Stand with Syria Japan」設立・代表就任。日本におけるシリア危機の関心向上と意識変革を目指した活動を展開すると同時に、シリアにおける集団抹殺と市民革命について研究。

 
 
◆会場での物販紹介
⑴「イブラ・ワ・ハイト」製品
イブラ・ワ・ハイトは、山崎やよいさんを中心に2013年に始動したプロジェクトです。泥沼のシリア紛争で家、仕事、一家の大黒柱、 そして社会インフラなどの生活基盤のほぼすべてを失ったシリア人 女性たちに「針と糸」で収入の道を開く「自活支援」 プロジェクトです。女性たちの独自の技術を活かすべく手芸・刺繍資材を提供し、 製品を適性価格で買い取り、日本等で販路を開拓することで、「針と糸」で収入の道を開くことを目的とされています。
刺繍や作品の一つひとつはシリア女性により丹念に手作りされており、ひと針ひと針に、女性たちの「様々な想い」や「願い」 が込められています。
当日は、出回っていない特別な製品も販売されます!
⑵エイハム・アハマド アルバムCD「ヤルムーク 希望の音楽」
4月に日本に初来日した「シリア 戦場のピアニスト」として知られるエイハム・アハマドさんのアルバムCDとなります。エイハムさんはヤルムーク難民キャンプの瓦礫の中で、人びとを励ますために戦火の中ピアノの弾き語りを続けました。曲は、亡くなった友人がエイハムさんに託したものや、故郷を想ったものです。エイハムさんは「このアルバムCDは、ただ平和に生きることを願う、僕の声なき仲間たち全てに捧げられます」と語られました。
今回は特別価格での販売となります!
 
物販は全てシリアの人びとの直接支援につながります。ぜひ会場でお求めください!
SSJ、2018年度最後のイベントとなる本シンポジウムでは、各方面で活躍される専門家をゲストにお迎えし、それぞれのご専門から質の高いご講演をいただくと同時に、シリア危機を懸命に生きる人びとの「現在と未来」を徹底的に議論する大変重要な機会となります。
「シリアで何が起きていたのか」、「今、シリアはどこへ向かっているのか」、「人びとが求めるものとは」。共に考えませんか?
スタッフ一同、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

終戦(敗戦)の日に寄せて —シリア危機:問われる私たちの「人道」

終戦(敗戦)の日に寄せて

—シリア危機問われる私たちの「人道」


Stand with Syria Japan 代表
東京大学大学院総合文化研究科

「人間の安全保障」プログラム
山田一竹

 

1945年8月15日、長い戦争が終わった。日本において310万人以上、アジア全域で2,000万人以上、世界では6,000万人以上、統計によっては7,000万人以上が犠牲となった「第二次世界大戦」である。日本では、毎年この時期になると、戦争に関する様々な特番が組まれ、生存者の証言がメディアに登場する。各地において追悼セレモニーが執り行われ、多くの人が平和を祈念する機会となる。このように多くの日本に暮らす人々が平和や戦争に想いを馳せることは非常に重要である。私自身、祖母が大戦経験者であり、その体験談が私を平和研究へと導いたため、8月15日には特段の思い入れがあり、黙祷を欠かさない。
とは言うものの、どうしても気がかりなことがある。それは、この8月に限り、日本だけの「平和」について考え、過去の「戦争」の惨たらしさについてのみ考えるという「内向性」と「限定性」である。

凄惨な大戦から72年が経った現在、世界はまるで72年前に逆行するように、不和と分断、憎しみや怒りに覆われている。シリアでは、2011年3月より自由と尊厳そして正義を求めた平和的なデモが内戦へと突入し、はや6年が経過している。死者数が47万人を超えたという統計(Syrian Centre for Policy Research)もあり、これまで480万人以上が家を追われて難民となった。2011年以前は79.7歳あった平均寿命も現在は55.7歳を切っていると言われている。

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©Fadi Al-halabi | A Photographer from Syria | My Sincere Thanks to Dear Friend Fadi for the Powerful Pictures.

まさに廃墟と化したシリアにおいて、人々が爆撃の被害に遭い、命懸けで海を越えている様子は皆さんも一度は報道などを通して目にされたことがあると思う。それでも、人々の祈りがシリアの危機的状況に向けられることは極めて少ないと感じる。多くの人にとって、どれだけの人が爆撃で死んでいっても、「どこか遠い国で起こる野蛮な戦争の可哀そうな犠牲者」としてしか映らず、あくまで「他人事」なのであろう。

無論、シリアは物理的にも遠く、そもそも日本にとって馴染みの無い国であるから「自分事」として捉えろという方が無理矢理な要求だとも思う。私自身、日本とシリアの状況は余りにもかけ離れていることを痛感しているし、「自分事」として考えられない人々を責めることはできない。
それでも、現実として、人類史上でも最悪の分類に入るであろう「人道危機」が同じ世界で起きていて、多くのシリアの人々がこの瞬間にも無残に死んでいっていることを知っているにしては、日本における反応は余りにも薄い。
そこにはおそらく心理的要因が大きく働いているのではないだろうか。私自身、ここまで原稿を書く上で犠牲者を単なる「数」として表象、いや切り捨ててきた。これは、私にとって大きな苦痛が伴う作業である。それは、犠牲者数の裏には、そこに生きた一人ひとりの「個の生」が存在しているからである。

日本におけるシリア危機に関する報道のほとんども、戦況や大国の意向など国際政治を主軸にしたものである。もちろんこういった報道はとても重要で有益である。しかし、そこから膨大な犠牲者数の裏にある一人ひとりの姿を想像することは難しい。

皆さんは想像してみたことがあるだろうか。

An Event for Syria was Held in Tokyo. Over 450 People were Standing with Syria. 【English:العربية】

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Our event for Syria on Dec. 23rd, 2016 finished with a great success in Tokyo, Japan.  We faced the Syria crisis in all sincerity.
We took this opportunity to consider (and reconsider) about the crisis in Syria from many different aspects; screening a documentary film called Silvered Water, Syria Self-Portrait (2014 by Ossama Mohammed), a commentary from a scholar of Arabic literature; Prof. Kaoru Yamamoto,

IMG_5475 a talk from the photographer; Mr. Shin Yahiro who served with the Free Syrian Army

IMG_5476and a talk from a Syrian who became a refugee about his dear homeland Syria and his very difficult experiences in Japan.

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Also, we relayed with a member of White Helmets  (One of the bravest civil organizations of our time); Mr. Ismail Alabdullah via Skype during the event. He told the audience about the frightful situation in Aleppo.

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On the day, a great number of people, 420  people gathered for Syria.

IMG_5472Although Japan is quite far away from Syria, we always keep thinking of Syria. We are feeling your pain. Please keep your hopes up. Please stay alive. We are here standing with all of you.
Again, I thank you so much for each one of you who came out to my event on the day.
I strongly hope this year 2017 will be a peaceful year for all Syrian people who are suffering right now… and I also hope they will be able to gain the freedom, which they have been seeking for a long time…

With all my respect for those who went before us to gain the dignity to be human, Rest in Peace.

الحدث الذي أقيم في الثالث و العشرين من ديسمبر من أجل سوريا لاقى نجاحا كبيراً و واجهنا الأزمة السورية بكل صدق .
وقد ناقشنا الأزمة السورية بطرق مختلفة منها:
١-عرض فيلم وثائقي عن سوريا
٢- شرح للأحداث عن طريق مختص في أدب اللغة العربية
٣-محادثة مع أحد المصورين التابعين للجيش السوري الحر
٤-محادثة مع أحد اللاجئين السوريين في اليابان التي تناولت قصة مغادرته لوطنه سوريا و الصعوبات العديدة التي وجهها في اليابان.
تحدثنا أيضاً خلال الحدث مع أحد أعضاء White Helmets (القبعات_البيضاء )
عبر سكايب فوصف للجمهور الوضع المأساوي و المرعب الحاصل في مدينة حلب. و تحدث أيضا عن تفاصيل الحصار التي واجهتها حلب الشرقية.

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وقد أعرب عن مطالبه كما قال” نحن لا نريد طعام أو شراب. نحن نريد حرية كالشعب الياباني”
و أريد أن أتوجه له شخصياً بشكر جزيل لمشاركته معنا لهذه المعلومات القيمة.
وقد حضر الحدث أكثر من أربعمئة شخص من أجل سوريا. على الرغم من أن اليابان بعيدة عن سوريا ولكن نحن دائما نفكر و نهتم بالقضية السورية.
و أريد القول للشعب السوري أننا الشعب الياباني نشعر بآلامكم و نرجو أن لا تستسلمو و لاتتخلوا عن الأمل أبداً. إبقوا على قيد الحياة و سنفعل المستحيل لأجلكم.
و أخيراً أشكر جميع الذين حضروا هذا الحدث و كل من ساعدني للوقوف من أجل سوريا.
أتمنى من كل قلبي أن تكون سنة ٢٠١٧ سنة سلام لكل السوريين اللذين يعانون الآن، وأتمنى أيضاً أن يحصلوا على الحرية التي لازالوا يطالبون بها منذ وقت طويل و حتى الآن.

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رحمة الله على شهداء سوريا
إرقدوا بسلام

#StandwithSyriaJapan
Arabic Translation by Yasser Jamal Al Deen.
This event is now uploaded on YouTube : 【 https://youtu.be/7hYT1mpB09c

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【12月23日開催】「シリア−戦火と愛の慟哭…その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」| 同時開催写真展

15168776_1348059461894893_2041274299590019146_o皆さま、大変ご無沙汰しております。
立教大学異文化コミュニケーション学部の山田一竹です。

皆様、お変わりはありませんでしょうか。
「今、等身大で彼らに向き合う『それでも僕は帰る シリア 若者たちが求め続けたふるさと』上映会・討論会」を開催してから、早くも一年が経とうとしています。あれから一年…残念ながら、シリアを巡る状況は熾烈を極め、混迷の一途を辿っています。シリア内戦に伴う死者数が30万人を超え、400万人を超える人々が難民として避難を余儀なくされました。シリアでは、今この瞬間にも尊い命が燃え尽きています。

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前回のイベント終了時より、第二弾の企画を進めてきました。「シリアはどこへ向かっているのか、そこに生きる命の鼓動とは…」僕はシリアに、彼らの愛する故郷に向き合い続けてきました。時には、あまりにも凄惨な状況に眠ることすら出来ないこともありました。ドロ沼化が止まらず、解決の糸口すら見えない状況に遣る瀬なさと無力感でいっぱいになる事もありました。それでも僕はここで立ち止まるわけにはいかないのです。「膨大な犠牲者数の裏にある、一人ひとりの姿、物語に想いを馳せ、彼らの痛みを忘れないでほしい」。12月23日開催、「シリア−戦火と愛の慟哭…その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」是非お越しください。

『私たちは、シリアを見捨ててはいない』、再び会場に集い連帯を示す機会としましょう。
それでは、当日、皆様にお会いできることを心より願っております。

以下、イベントの詳細です。


【概要】
当イベントは、シリアよりパリへ亡命した映画作家オサーマとシリアの前線でカメラを廻し続けるシマヴの物語を1001人のシリアの人々がSNSへ投稿した映像でつなぎ合わせた映画「シリア・モナムール」の上映を通し、シリアで繰り広げられる荒れ果てた暴力と、それに翻弄され、絶望の淵に追いやられながらも、希望を求め続ける人々の存在に触れます。上映後には、アラブ文学者による映画解説を得た後、シリアで反政府運動に身を投じる若者たちの日常を追ったフォトグラファー、在日シリア難民の方、学生を交え、討論会を行い、シリア情勢を複眼的視座より考察することで理解を深める。「生きるとは…。そして、命とは…。」遠く離れた日本で「平和」を当たり前に享受する私たちが忘失した疑問を覚醒し、シリア危機を他人事からより身近な問題へと転ずる機会とする。
イベントと並行して、12月21日〜25日まで写真展を開催する。フォトグラファー八尋伸 氏が2012年よりシリアで撮影した写真20点(自由シリア軍兵士や家族の日常、アレッポの戦闘など)を展示し、シリア紛争を生き抜く個々の素顔に触れる。

【上映会・講演会】
12月23日(金曜・祝日)
会場:立教大学池袋キャンパス 9号館2階 大教室
⇨立教大学池袋キャンパスへのアクセス: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
⇨立教大学池袋キャンパスマップ: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
入場無料、予約不要、どなた様も直接会場へお越しください。

◆プログラム◆
14:00 開会挨拶:趣旨説明 石井正子(立教大学異文化コミュニケーション学部 教授)

《第一部:映画上映》
14:10 映画上映開始(96分間)
15:46 映画上映終了・休憩

《第二部:トークセッション》
16:00 山本薫 氏「映画解説-文学から見つめるシリア」
16:30 八尋伸 氏「シリア 革命の素顔」
17:00 休憩
17:30 ジャマール 氏「私とシリア、そして、日本。」
18:00 山田一竹「今、シリアに想う:ジャーナリスト桜木武史氏とシリア人へのインタビューを通して」
18:20 登壇者との質疑応答

18:50 閉会挨拶: 山田一竹(立教大学異文化コミュニケーション学部 4年)

◆映画詳細◆
「シリア・モナムール」(英題:Silvered Water,Syria Self-Portrait,アラビア語:ةضفلا ماء
フランス語:Eau argentée,Syrie autoportrait)
シリア・フランス/2014年/96分/アラビア語(日本語字幕)
監督・脚本:オサーマ・モハンメド、ウィアーム・シマヴ・ベデルカーン
写真・映像:ウィアーム・シマヴ・ベデルカーン、1001人のシリアの人々、オサーマ・モハンメド
配給:テレザとサニー
後援:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭
ストーリー:亡命先のパリで、故郷シリアの置かれた凄惨な実状に苦悩し続けていたひとりの映画作家、オサーマ。苛烈を極める紛争の最前線で繰り返される殺戮の様子は、日々YouTubeにアップされ、ネット上は殺す者、殺される者双方の記録で溢れかえる。カメラを持たない映画作家が、シマヴというクルド人女性に愛の希望を見出し、1001の映像を自らの眼で選択し、ストーリーを構築した本作は、夥しい犠牲者と戦場を捉えるドキュメントにはとどまらず、その個々の死に刻まれた深い傷と愛、絶望の中でも普遍の愛を見出していく、命についての物語である。カンヌ国際映画祭2014特別招待作品、ロンドン映画祭2014ベストドキュメンタリー賞、  山形国際映画祭2015優秀賞、その他多くの国際映画祭にて正式上映。
・映画詳細: http://www.syria-movie.com/introduction
・予告編: https://youtu.be/kPdb3ljW1C8

◆登壇者略歴◆
《外部登壇者》
山本 薫 氏
東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。シリア、エジプトへの長期留学を経て、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。専門は、アラブ文学・文化論。東京外国語大学ほか講師・研究員。主な論文に「現代シリアの作家たち―監視下の創造力」『シリア・レバノンを知るための64章』(明石書店)、「我々を隔てることはできない―映画『スリングショット・ヒップホップ』が見せたパレスチナラップの可能性」『インパクション175号』(インパクト出版会)他。翻訳書にエミール・ハビービー著『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』作品社、2006年。

八尋 伸 氏
中東の社会問題、紛争、難民、災害等を関心領域とする。2010年頃より、主に、タイ騒乱、エジプト革命、ビルマ紛争、シリア内戦、東日本大震災、福島原発事故を取材し発表。シリア内戦シリーズで2012年上野彦馬賞、2013年フランスのThe 7th annual Prix de la photographie, Photography of the year受賞、ビルマ民族紛争シリーズで米国のThe 7th Annual Photography Master Cup, Photojournalism部門でノミネート等、国内外で活躍。

ジャマール 氏
シリア、ダマスカス出身。現在24歳。ダマスカス大学で英文学を専攻していたが、内戦の激化に伴い、戦火をくぐり抜け2013年2月に母と妹と共にシリアを出国。2013年10月に来日。1年半の間、難民認定許可が下りるのを待ち続け、2014年に日本政府より正式に難民認定を受ける。現在、日本の大学入学に向け、日本語学習に励む一方、シリア内戦下に暮らす支援を必要とする人々の命を繋ぐための支援活動を続ける。

桜木 武史 氏(*山田一竹よりインタビュー内容の報告)
フリーランスのジャーナリストとして、2002年よりパキスタン、アフガニスタン等を取材。その後、「アラブの春」に関心を持ち、2012年3月から2015年4月まで計5度に渡り、シリアに足を運ぶ。著書『シリア 戦場からの声-内戦2012−2015』(アルファベータブックス)において、戦火の中で必死に生きる市民の姿を記録し、複雑な背景を知らない読者と同じ目線でシリア内戦を描いているとして高く評価され、2016年「山本美香記念 国際ジャーナリスト賞」を受賞。

【八尋伸 写真展 シリア-革命と愛の狭間に生きる命】
2016年12月21日(水曜)〜25日(日曜) 12時00分〜20時00分*
※5日間連続開催。
会場:立教大学池袋キャンパス 9号館 9202号室
⇨立教大学池袋キャンパスへのアクセス: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
⇨立教大学池袋キャンパスマップ: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
入場無料、予約不要、どなた様も直接会場へお越しください。
八尋伸 公式HP: http://www.shin-yahiro.com/

*初日16時00分open~、最終日~17時00分close、23日は10時00分〜12時00分の部と19時00分〜21時00分の部。22日・24日は通常運営

・立教大学公式イベントページ:
http://www.rikkyo.ac.jp/events/2016/12/18477/

パンフレット

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上映映画「シリア・モナムール」パンフレット

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開催を経て…今シリアに向き合うということ。

12552933_1106486422718866_8673614718754426740_n皆さま、こんばんは。山田一竹です。
一昨日、「今、彼らに等身大で向き合う『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』上映会・討論会」は盛会裏に終えることができました。私達の予想を遥かに上回る200名以上の方々にご来場いただき、大変嬉しく思っております。ここに、改めましてお礼申し上げます。

無力な一大学生に本当にこのイベントが実現出来るのか。全てが初めての事ばかりで、不安と戸惑いの連続でした。しかし、応援してくださる皆様のお力をお借りして、何とか開催に漕ぎ着けました。

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「混迷を極めるシリアを生きる人々に、同じ人間として等身大で向き合う。」これが、当イベントの最大の目的でした。私自身も、遠いシリアの現実を身近な問題として捉えることは大変難しいと痛感しております。
しかし、当イベントでの、映画上映、解説、報告、監督との質疑応答を経て、少なからず日々の報道で飛び交う被害者の数の裏にある人々に思いを馳せ、彼らの痛みに触れることはできたのではないでしょうか。

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シリア情勢は依然として、熾烈を極めています。
これからも、私は彼らに、そして彼らの愛するふるさとに向き合い続けていきます…。

皆様から頂いた、アンケート全てに目を通させていただきました。お褒めの言葉、励ましの言葉、また、大変貴重な厳しいご意見までありがとうございます。次のイベントに期待を寄せて下さるご意見も多く頂戴いたしましたので、次に繋けて行けるよう、一層努力して参ります。

皆様にまたお会いできることを信じております。

2016年1月16日 山田一竹

【1月14日開催】今、彼らに等身大で向き合う―『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』 上映会・討論会

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皆さま、こんにちは。山田一竹です。
ご存知の通り、中東情勢は混迷を極め、シリア紛争は泥沼化の一途を辿っています。代理戦争的側面も持つ軍事介入など、国際社会の対応が注目を集める中、多くの人が、そこに生きる人びとの事を見落としているのではないでしょうか。シリア紛争勃発から4年。この紛争は、およそ400万人の難民、760万人を超える国内避難民を発生させ、20万人の生命を奪ったといわれています。忘れてはならないのは、彼ら一人ひとりが尊厳のある人間であり、それぞれに掛け替えのない人生があり、そして、シリアは彼らの故郷であったということです。

2016年1月14日、午後6時20分より、立教大学にてシリア内戦をめぐるドキュメンタリー映画『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』上映会と討論会を開催いたします。

僕は、『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』という映画に出会い、シリアで戦う同世代の若者の姿を知り、心を打たれ、流れる涙を止められませんでした。この映画を一人でも多くの人に観て欲しい…。そしてシリアについて考えて欲しい…。日本に暮らす我々にとってシリアは、地理的・心理的に遠い存在です。しかしそれが、この問題を他人ごととして良い理由にはならないはずです。
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私たちに、いま何が出来るのでしょうか。「等身大でシリアに向き合う」。それが、このイベントの最大の目的であり、彼らの痛みを理解する事が、彼らを照らす一筋の光となるのではないでしょうか。
当日は、この映画のを正に命懸けで撮られたシリア人監督のタラール・デルキ氏と会場をインターネット電話で繋ぎ、直接質疑応答の時間を設けております。革命当初からシリア人青年たちの魂の叫びを追い続けてきた彼にしか語れない言葉があると強く感じております。大変貴重な機会となりますので、関心のある方はぜひお運びいただければと思います。

それでは、会場で皆さまにお会いできますことを心より願っております。予約不要、入場無料です。どなた様も直接会場へお越しください。
以下、当イベントの詳細となっておりますので、ご一読いただけると幸いです。


今、彼らに等身大で向き合う―『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』 上映会・討論会

【日時】2016年1月14日(木)18:20-21:00
【場所】立教大学池袋キャンパス7号館7102教室
⇨立教大学池袋キャンパスへのアクセス: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
⇨立教大学池袋キャンパスマップ: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
【対象】学生(立教、その他大学)、教職員、一般(定員120名)
※入場無料・予約不要。立教関係者はもちろん、どなた様も入場可能です!直接会場へお越しください。

【プログラム】
18:20 開会:趣旨説明
石井正子 異文化コミュニケーション学部教授
山田一竹 異文化コミュニケーション学部3年
18:30 映画上映開始 『それでも僕は帰る』
20:00 映画上映終了・休憩
20:10 解説 石井正子
20:20 討論セッション、山田一竹による発表・報告
20:40 監督タラール・デルキ氏からのインターネット電話を通じたメッセージ、および監督との質疑応答
21:00 閉会挨拶 :山田一竹

【映画詳細】
「それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜」(原題:Return to Homs)
監督:タラール・デルキ
配給:ユナイテッドピープル
後援:認定NPO法人難民を助ける会・認定NPO法人難民支援協会
協力:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

ストーリー
2011年にアラブで始まった民主化運動の波「アラブの春」。この影響を受け、シリアの都市「ホムス(Homs)」で反体制運動を展開する二人の青年バセットとオサマ。元シリアU20の代表のゴールキーパーとして活躍していたバセットは、民主化運動のリーダーとなる。友人のオサマはカメラを手に、民主化運動を拡散していく。二人は非暴力の抵抗運動を先導し、その波はシリア全土へ広がる。しかし、2012年2月、政府軍の破壊攻撃によりホムスで170人もの民間人が殺害され、これを機に武装闘争へと身を投じていく。政府軍の圧倒的な武力行使の中で、廃墟と化すホムス。それでも彼らは戦い続ける。一体彼らは何故戦い続けるのか、生きることとは、ふるさととは…。2011年の夏からホムスで彼らの活動、彼らの叫びを命懸けで追い続けてきた、シリア人監督タラール・デルキ氏の渾身のドキュメンタリー映画。「サンダス映画祭2014ワールド・シネマ−ドキュメンタリー部門グランプリ」、「ジュネーブ国際人権映画祭2014グランプリ」受賞。その他多数の国際映画賞受賞。
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=AAqw-IuL3Ys

【登壇者】
石井正子(立教大学異文化コミュニケーション学部・教授)
専門は、紛争研究、平和構築、東南アジア研究。2009年から人道支援団体ジャパン・プラットフォーム(認定NPO法人)の常任委員を勤め、ヨルダン、南部スーダン、スリランカ北部、ミャンマーなどの紛争影響地域において国際NGOの難民、避難民、帰還民支援事業のモニタリングなどを担当。
山田一竹(立教大学異文化コミュニケーション学部3年生)
関心領域:紛争研究、強制移動、移行期正義
2014年、イギリスの難民支援団体にて、難民支援に従事。
タラール・デルキ(映画監督、脚本家・スカイプを通しての登壇)
1977年シリア、ダマスカス生まれ。在アテネ、Stavrako High Institute of Cinematographic Art and Televisionにて映画製作を学び、2003年卒業。CNN、トムソン・ロイター、アル・アラビーヤ等のフリーランスカメラマンを経て、ドキュメンタリー映画製作に従事し、数々の賞を受賞。2013年公開の『それでも僕は帰る』にて上述の各種賞を受賞。

立教大学公式イベント情報: http://www.rikkyo.ac.jp/events/2016/01/17188/
朝日新聞社様取材内容:
http://www.asahi.com/articles/CMTW1601131300001.html

パンフレット

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