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【参加登録】「殺戮と破壊のシリア −今、エイハム・アハマドが奏でる希望の灯−」

Stand with Syria Japanでは、シリア出身のピアニストエイハム・アハマドさんを日本にお招きし、演奏会を開催いたします。エイハムさんは初来日で、演奏も日本初となります。シリアの戦火で、どんなに苦しい中でも弾き続けたピアノと歌声を堪能し、シリア危機を考えることができる貴重な機会ですので、ぜひお運びください。お席確保のためなるべく下記フォームより参加登録をお願いいたします。
※当イベントではシリアの現実を伝えるため、暴力や負傷者の様子が映し出されますのでご了承ください。12歳未満のお子様のご入場はご遠慮いただいております。
大学のカウンセラーを含み、団体内で度重なる協議を行った結果となりますので、皆様のご理解とご協力をいただけますと幸いに存じます。

<演奏会:東京>
15日の東京演奏会は満席となっていますので、現在参加登録の受付を終了しております。演奏会は、クラウドファンディングでの優先席ご選択者様以外は、当日の先着順となります。13時30分開場・受付開始となります。現時点でも固定席数以上のお申込みがございますので、アナウンスしていた通り、立見でのご案内となる可能性がございますこと、予めご了承ください。少しでも多くの方にお越しいただけるように調整をして参りましたが、このように皆様にご不便をお掛けしてしまい、誠に申し訳ございません。皆様のご理解・ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。
14日のシンポジウムでもエイハム氏のトークと3曲の演奏(電子キーボード)、そしてエイハム氏を追ったドキュメント映像上映がございます。こちらは座席数に余裕がありますので、座って演奏をお聴きいただきたい方、両日参加可能な方には、こちらにお運びいただけるよう、ご協力をお願いさせていただいております。
「シリア内戦と夢と希望:エイハム・アハマド氏を迎えて」
【日時】2018年4月15日(日) 14:00—16:00
【会場】東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟2階 学際交流ホール
アドミニストレーション棟の場所はこちらをご覧ください。
【主催】Stand with Syria Japan
【後援】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)

<演奏会@広島>
「シリア内戦と夢と希望:エイハム・アハマド氏を迎えて」
【日時】2018年4月19日(木) 18:00—20:40
【会場】ゲバントホール
ゲバントホールへのアクセスはこちらをご覧ください。
【主催】Stand with Syria Japan
【後援】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)
広島中東ネットワーク
※入場料(資料代):12歳−高校生:500円 大学生以上:1000円
(SSJが拠点を置く東京大学外の演奏ホールをお借りするため、会場費が発生しております。ご理解・ご協力をお願いいたします。全額会場費に充当されます。エイハム氏や登壇者の報酬には一切つながりません)

※全イベント12歳以上より入場可となっております(R12)

ご参加希望の方は以下フォームより参加登録をお願いいたします
(フォームを下にスクロールすると送信ボタンが表示されます)

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【4月開催】「シリア 殺戮と破壊の中で紡ぐ希望… −エイハム・アハマドを迎えて」

Stand with Syria Japanでは、来る4月にシリア出身のピアニスト、エイハム・アハマド(Aeham Ahmad)氏を日本にお呼びして、シンポジウム(4月14日)と演奏会(4月15日・19日)を開催いたします。大変貴重な機会となります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。以下、3つのイベントの詳細となりますのでご一読ください。
※現在、本企画実行のためのクラウドファンディングも実施しておりますので、企画に賛同いただける方は、ページをご覧ください。東京の演奏会では入場料を設けておりません。どうか皆様、お気持ちで結構ですので、ご支援いただけますと幸いに思います。
https://readyfor.jp/projects/StandwithSyriaJapan2018
※※当イベントではシリアの現実を伝えるため、暴力や負傷者の様子が映し出されますのでご了承ください。12歳未満のお子様のご入場はご遠慮いただいております。
大学のカウンセラーを含み、団体内で度重なる協議を行った結果となりますので、皆様のご理解とご協力をいただけますと幸いに存じます。

4月15日(東京)・4月19日(広島)における演奏会への事前登録はこちらから。
お席確保のため、可能な限り事前登録をお願い申し上げます。
お席が満席になった場合は、立ち見のご案内も考えられますので、予めご了承ください。
東京演奏会は満席となっているため受付を終了しております。
エイハム氏は、14日のシンポジウムでもエイハム氏のトークと3曲の演奏がございますので、そちらにお運びいただけますと幸いです。シンポジウムは席数に余裕があります。
なお、演奏会は、クラウドファンディングでの優先席ご選択以外の座席は、予約をいただいた方で、当日会場にお越しいただいた先着順となります。現時点でも席数以上のお申込みがございますので、ご案内させていただいてきた通り、立見でのご案内となる可能性がございます。皆様のご理解・ご協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

 


<シンポジウム@東京>
「シリア 殺戮と破壊を生きる−絶望の中に紡ぐ希望−」

【日時】2018年4月14日 (土) 13:30〜17:30
【会場】東京大学駒場キャンパス13号館 1323教室
13号館の場所はこちらからご覧ください。
【主催】Stand with Syria Japan -SSJ
【共催】​​​科学研究費補助金 新学術領域研究 計画研究B01「規範とアイデンティティ:社会的紐帯とナショナリズムの間」​
【後援】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)
国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム(HSP)
早稲田大学文学部  中東・イスラーム研究コース
【予約】不要
※入場無料

【プログラム】
13:30 開会挨拶:キハラハント愛 東京大学大学院准教授
13:40 趣旨説明:山田一竹 Stand with Syria Japan 代表

第1部:基調講演
13:50 黒木英充 氏(東京外国語大学教授)「シリア内戦の構造:歴史研究の視点から」

14:20 休憩

第2部:シリア危機の前線
14:30 川上泰徳 氏(中東ジャーナリスト)「シリアと日本をつなぐ市民の視点」
15:00 エイハム・アハマド氏を追った愛と苦悩のドキュメンタリー 特別上映

シリアの戦火から逃れたエイハム・アハマド氏が異国の地ドイツで葛藤を抱え、苦難に遭遇しながらも仲間と共に懸命に生きる姿を捉えた密着ドキュメンタリー。同時に、難民排斥運動が勢いづく中、ドイツで生きるシリア難民たちが直面する苦悩と希望を見事に映し出した作品。

15:50 休憩

第3部:特別トークセッション
16:00 エイハム・アハマド 氏 × 山本薫 氏(アラブ文学者)「非暴力の抵抗−芸術の力」

16:45 質疑応答:黒木氏・川上氏・エイハム氏・山本氏

17:15 おわりに:山田一竹 「8年目のシリア危機:今、希望を紡ぐということ」

17:30 閉会​

<演奏会@東京>
「殺戮と破壊のシリア ~今、エイハム・アハマドが奏でる希望の灯~」

【日時】2018年4月15日(日) 14:00—16:00
【会場】東京大学駒場キャンパス アドミニストレーション棟3階 学際交流ホール
アドミニストレーション棟の場所はこちらからご覧ください。
【主催】Stand with Syria Japan
【後援】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)
国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
※入場無料

【プログラム】
13:45 開場・受付
14:00 開会・趣旨説明:山田一竹 Stand with Syria Japan代表

14:10 第1部:スペシャルトーク
「シリアと希望:音楽家として、難民として」
エイハム・アハマド氏 × 山本薫 氏

15:10 第2部:演奏セッション
エイハム・アハマド氏
シリアの難民キャンプで歌い続けた、故郷のパレスチナを想った歌「Palestine」や「Yarmouk」をはじめ約5曲をご演奏いただきます。日本初の演奏となります。

16:00 閉会

<演奏会@広島>
「殺戮と破壊のシリア ~今、エイハム・アハマドが奏でる希望の灯~」

【日時】2018年4月19日(木) 18:00—20:40
【会場】ゲバントホール
ゲバントホールへのアクセスはこちらからご覧ください。
【主催】Stand with Syria Japan
【後援】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR-Japan)
国際人権NGO ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
広島中東ネットワーク
※入場料:12歳〜高校生500円、大学生〜1000円
(SSJが拠点を置く東京大学外の演奏ホールをお借りするため、会場費が発生しております。ご理解・ご協力をお願いいたします。全額会場費に充当されます。エイハム氏や登壇者の報酬には一切つながりません)

【プログラム】

18時00分 開会(17時30分開場 )

趣旨説明 山田一竹

18時10分 エイハム・アハマド氏を追った愛と苦悩のドキュメンタリー 特別上映
シリアの戦火から逃れたエイハム・アハマド氏が異国の地ドイツで葛藤を抱え、苦難に遭遇しながらも仲間と共に懸命に生きる姿を捉えた密着ドキュメンタリー。同時に、難民排斥運動が勢いづく中、ドイツで生きるシリア難民たちが直面する苦悩と希望を見事に映し出した作品。

18時40分 休憩

18時50分 第一部:特別トークセッション
「音楽と希望:音楽家として、難民として」
エイハム・アハマド氏 × 田浪亜央江 氏

19時50分 第二部:演奏セッション
エイハム・アハマド氏

20時40分 閉会


<外部登壇者プロフィール>

エイハム・アハマド 氏(Aeham Ahmad)
シリアの首都ダマスカス南部にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ出身の音楽家。これまで、BBC、CNN、New York Times、AFP、Al Jazeera等の国際的な報道機関にも取り上げられている。2015年、ドイツのベートーヴェン・アカデミーよりThe International Beethoven Prize for Human Rights, Peace, Inclusion and the Fight Against Poverty 2015受賞。
エイハム氏は難民キャンプで爆撃・飢餓を生き延びながら、瓦礫の山と化したキャンプで子どもや若者にピアノを弾き語ることで希望を拡散し続けていた。その様子はYouTube上で瞬く間に話題となり、現代版の「戦場のピアニスト」とも称された。しかし、2015年「IS」がヤルムークキャンプに侵攻・制圧。エイハム氏は戦闘員に宝物であったピアノを燃やされてしまう。これを機に、欧州への避難を決意。ようやくの思いでドイツに逃れた。エイハム氏は、パレスチナ人の両親を持つ、いわゆる二重難民でもあり複層的なアイデンティティを有すが、彼は、今後もシリアに残る全ての人びと、難民となって逃れた人びとのために活動を続けたいと語っている。エイハム氏の現在の夢は「世界中を回り、難民キャンプに閉じ込められている人々や、未だシリアに残っている全ての人々苦しみ、シリア内戦の凄惨さ、そしてパレスチナの現状を伝えてゆく」ことである。

黒木英充 氏(中東地域研究・シリア近代史)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。東京大学教養学部卒、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。2006年から2016年まで「中東研究日本センター」(在ベイルート)センター長を務める。主な編著に『シリア・レバノンを知るための64章』(明石書店、2013年)、『「対テロ戦争」の時代の平和構築』(東信堂、2008年)、Human Mobility and Multiethnic Coexistence in Middle Eastern Urban Societies, 1 (Tokyo: ILCAA, 2015) など。

川上泰徳 氏(中東ジャーナリスト)
中東ジャーナリスト。元朝日新聞中東アフリカ総局長、特派員(カイロ・エルサレム・バグダッド)、編集委員、論説委員を経て、2015年よりフリーランスとして中東を拠点に活動。大阪外国語大学アラビア語科卒。中東報道でボーン・上田記念国際記者賞受賞。主な著書に『「イスラム国」はテロの元凶ではない』(集英社新書、2016年)、『中東の現場を歩く』(合同出版、2015年)、『イスラムを生きる人びと』(岩波書店、2012年)、共著に『ジャーナリストはなぜ「戦場」へ行くのか』(集英社新書、2016年)。

山本薫 氏(アラブ文学・文化・芸術)
東京外国語大学、立教大学等講師。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科卒業。シリア、エジプトへの長期留学を経て、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。「現代シリアの作家たち―監視下の創造力」『シリア・レバノンを知るための64章』(明石書店、2013年)ほか シリア、レバノン、パレスチナの文学・文化・芸術に関する論考多数。 翻訳にエミール・ハビービー著『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』(作品社、2006年)など。

田浪亜央江 氏(中東地域研究・パレスチナ文化)
広島市立大学国際学部准教授。中東地域研究・パレスチナ文化研究者。東京外国語大学外国語学部アラビア語学科在学中の1994年4月から1996年3月まで、シリアに長期留学。一橋大学言語社会研究科修士課程修了。主な著作に『「不在者」たちのイスラエル―占領文化とパレスチナ』(インパクト出版会、2008年)。翻訳書にイラン・パペ著『パレスチナの民族浄化』(法政大学出版局、2017年)。論文に「パレスチナにおける文化活動の現状――ヨルダン川西岸地区における文化関係団体の役割を中心に」『科学研究費補助金研究成果報告書 現代パレスチナ文化の動態研究―生成と継承の現場から―』(2015年)他。



Aeham Ahmad in Japan flyer short - SSJ-5

 

※報道関係者の方で取材を希望される方は standwithsyria.j@gmail.com までご連絡のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

シリア出身ピアニスト エイハム・アハマド(Aeham Ahmad)氏 来日のお知らせ

Stand with Syria Japan (SSJ)では、来る4月にシリア出身のピアニスト、エイハム・アハマド(Aeham Ahmad)氏をドイツよりお招きし、東京と広島で、シリア危機に応答するシンポジウムとピアノ演奏会を開催いたします。ビザ取得が完了したため、公式に告知させていただきます。エイハム氏の初来日・日本初演奏となる大変貴重な機会ですので、どうぞ皆様お運びください。

シンポジウム:東京 2018年4月14日(土)東京大学駒場キャンパス
演奏会:東京 2018年4月15日(日)東京大学駒場キャンパス
演奏会:広島 2018年4月19日(木)ゲバントホール

※ シンポジウムと演奏会のプログラム等詳細はSSJのイベント詳細記事をご覧ください。

※現在、本企画実行のためのクラウドファンディングも実施しておりますので、企画に賛同いただける方は、ページをご覧ください。東京の演奏会では入場料を設けておりません。どうか皆様、お気持ちで結構ですので、ご支援のほどお願いいたします。
https://readyfor.jp/projects/StandwithSyriaJapan2018


エイハム・アハマドさんは、シリア生まれのパレスチナ人です。エイハムさんの生まれ育ったヤルムークの難民キャンプは、シリア内戦下でアサド政権の包囲網、そして過激派組織「IS」の支配により、廃墟と化しました。戦闘により人道支援も行き届かないため、食料も水も電気も十分にない、辺りは瓦礫の山となりました。政権の包囲攻撃が続いた2014年には、4万人の人びとが餓死の危機に直面しているという報道もありました。

ヤルムーク

ヤルムーク  ©Rami Al-Sayed / UNRWA see more LIFE IN YARMOUK

 

このような困窮しきった状況下で、エイハムさんは来る日も来る日もヤルムークの路上でピアノを弾き語りました。子どもや若者が一時でも絶望から解放され、一瞬でも恐怖を忘れられるよう…。

Aeham-ahmad-yarmouk via rami
ヤルムークの路上でピアノを弾くエイハムさん ©Rami Al-Sayed

しかし、2015年4月、ヤルムークは「IS」に支配されたことで、ピアノを弾くことすら難しくなりました。音楽を禁止している「IS」の戦闘員はエイハムさんの大切なピアノを彼の目の前で燃やしました。
これを機に、エイハムさん自身にも危険が迫ったため、欧州への避難を決意しました。命がけで海や国境を越え、ようやくドイツにたどり着きました。現在もドイツや欧州諸国で、「自分だけシリアから逃れた」という葛藤に悩まされながらも、シリアに残された人びとや難民となった人びとのために演奏を続けています。

エイハムさんは「本当はもう疲れたと思うことが何度もあります。辛い思い出を振り返ることは簡単ではないです。僕の両親はまだシリアにいます。兄弟は拘束されたままです。ヤルムークで歌っていた曲を弾くと今でも思い出します。例えば、僕の演奏を聴きに来た幼い女の子がISの戦闘員に撃ち殺されたこと…」と語ります。どれほど辛い記憶と共に生きているのか、私たちには計り知れません。
それでもエイハムさんは歌い続けます。「シリアには今も多くの人が残っています。彼らに少しでも希望を届けられるなら…」

acpau

ドイツの路上でピアノを弾くエイハムさん ©acpau

エイハムさんが日本で、その「歌声」を響かせる意味はとても大きいと考えます。エイハムさんは日本に来ることについてこう述べられています。「同じ戦争という痛みを経験している日本の皆さんに、今のシリアを、私たちの痛みを知って欲しい、そして、シリアに残る人びとのためにも、遠い日本から歌いたいのです」。エイハムさんは、シリアの多くの人びとの想いと共に来日されます。

エイハムさんの奏でるピアノや歌声は大変力強いものです。内戦で傷つけられたシリアの痛みと絶望、人が人として生きるための尊厳、そして、今日も抱き続ける平和への憧憬。エイハムさんの演奏にはシリアの人びとの想いが込められているのと同時に、私たちが「戦争は遠い過去のもの」として、心の奥底へしまい込んだ様々な感情を思い出させてくれます。エイハムさんの演奏を通して、私たちは彼らの「生」に想いを馳せ、同じ人間としてシリア危機に向き合うことができると信じています。

現在シリアはこれまでにない破壊と殺戮に見舞われています。東グータの惨状は皆様ご存じの通りです。一時的な停戦合意の後、死者は700人に迫る勢いです。東グータに限らず、シリアでは成す術もなく人が虫けらのように殺されています。国際社会が完全な機能不全に陥るこのような状況だからこそ、私たち市民はシリアを考え、「彼らを見捨てていないという連帯」を示す必要があると考えています。今回の企画も、これまで同様に私たちのシリアの人びとへの連帯を示す機会となっております。

「世界中で演奏を通して、難民キャンプに閉じ込められている人びとや、未だにシリアに残っているすべての人びとの苦しみ、そしてシリア内戦の凄惨さを伝えていく」というエイハムさんの夢を支えるためにも、ぜひシンポジウムと演奏会にお運びください。皆様のご来場をStand with Syria Japan 一同心よりお待ちしております!


Aeham Ahmad in Japan flyer short - SSJ-5

 

*****
Stand with Syria Japan -SSJ (担当:代表 山田一竹)

本件に関するお問い合わせは: standwithsyria.j@gmail.com までお願いいたします。
メディア対応もこちらの連絡先より受け付けております。来日の直前は調整が難しくなりますので、早めのご連絡をお待ちしております。
エイハム氏の招へいは、全てStand with Syria Japanが一括担当しております。様々な制約も生じておりますので、招へいに関するお問い合わせは必ず私どもまでお願い申し上げます。

 


Dear Rami Al-Sayed, who is a brave photographer and activist, we deeply appreciate your significant pictures which showed Aeham’s unbelievable strength and dedication to the people of Yarmouk, Syria, and Palestine. May your soul rest in peace.

 

【参加登録】国際法の見地から捉えるシリア危機 −国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望−

Stand with Syria Japanでは、東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム(HSP)と共に「国際法の見地から捉えるシリア危機 −国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望−」を共同主催いたします。(共催:国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)、グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター)

【日時】2018年3月21日 (水曜・祝日)
16時00分—20時30分
【会場】東京大学 駒場キャンパス5号館 2階 524教室
5号館の場所はこちらをご覧ください。(駅は井の頭線「駒場東大前」になります)
【言語】日本語・英語 併用
(英語には日本語の逐次訳が付され、日本語部分には英語の要約が付されます)
【対象】一般、学生、教職員 | 資料代500円

*セミナーは「チャタムハウスルール」適用の元で運営されます。
∟参加者は当セミナーで得た情報を外部で自由に引用・公開することができますが、その発言者・所属機関を特定する情報、並びに特定につながる情報の公開はできません

お席確保のため、ご参加希望の方は以下フォームより参加登録をお願いいたします。
(フォームを下にスクロールすると送信ボタンが表示されます)

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【3月21日開催】国際法の見地から捉えるシリア危機 -国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望- “Syria Crisis” and the Findings of UN Commission of Inquiry: Prospect of International Prosecution

国際法の見地から捉えるシリア危機
-国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望-
“Syria Crisis” and the Findings of UN Commission of Inquiry:
Prospect of International Prosecution

Stand with Syria Japan(SSJ)では、3月21日に東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム(HSP)と共同主催でシリアにおける国際法違反に関する研究セミナーを開催いたします。

皆様ご承知の通り、シリアでは重大な国際法違反(「国際犯罪」を含む)が横行しており、市民はこれまで圧倒的な暴力に晒されてきました。現在東グータ地域は文字通り地獄と化しています。このような、到底看過できない人権蹂躙・侵害におけるアカウンタビリティ(責任明白化と刑事訴追追及)を今後確保して行く上でも、大変重要なセミナーとなりますので、皆様どうぞ奮ってご参加ください。

SNSでの拡散や周りの方へのイベント情報の周知にもご協力いただけますと幸いです。
※事前登録いただかなくても参加は可能ですが、こちらの参加フォームより事前登録をいただけますと幸いに存じます。以下イベントの詳細となります。


【日時】2018年3月21日 (水曜・祝日)
16時00分—20時30分

【会場】東京大学駒場キャンパス5号館 2階 524教室
5号館の場所はこちらをご覧ください (最寄駅:井の頭線 駒場東大前)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_04_j.html

【主催】
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
Stand with Syria Japan – SSJ

【共催】
国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター

【対象】一般、学生、教職員 | 資料代500円

*当セミナーは「チャタムハウスルール」適用の元で運営されます。
参加者はセミナーで得た情報を外部で自由に引用・公開することができますが、その発言者・所属機関を特定する情報、並びに特定につながる情報の公開はできません。

 【趣旨】
7年が経過したシリア内戦は、大国が有効な対応を講ずることがないまま、市民が残酷極まりない暴力に晒されており、国際社会を震撼させている。
日本における報道はシリア内戦の戦況や人道支援の側面に焦点を当てる傾向にあり、発展的な議論には結びついていない。
本セミナーでは、国際法違反とそれに伴う市民の犠牲について検証し、議論を深めることを試みる。
セミナーは以下三点の目的を有する。
第一に、シリアにおいて発生する暴力の種類と市民の被害の度合いを立証する。したがって、実際にシリアにおける国際法違反の検証に当たった国連シリア調査委員会(CoI)の元委員にスカイプ登壇いただく。第二に、シリア内戦における国際法の見地からの議論を加速させる。第三に、重大な国際法違反に対するアカウンタビリティの確保に対する展望を検証することである。

【プログラム】   総合司会:山田一竹 (Stand with Syria Japan 代表)
16:00 開会 15:30開場)
16:00-16:10 開会挨拶・趣旨説明
キハラハント愛 (東京大学大学院准教授)

16:10-17:00 イントロダクション
シリアで何が起きているのか(Skype)
Saleyha Ahsan(救急救命医、元People’s Convoy to Syriaメンバー、映像ジャーナリスト)

1 国連シリア検証委員会のメソドロジーと調査結果
17:00-18:00 元国連シリア調査委員会メンバー (Skype)
18:00-18:20 Q&A

18:20-18:30 
休憩

2 国際法による状況分析と訴追の可能性
18:30-19:15キハラハント愛(東京大学大学院准教授)
19:15-19:30 Q&A

19:30-19:40 休憩

3 コメント:人権の実践現場から
19:40-20:00 土井香苗(Human Rights Watch 日本代表)
20:00-20:20 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)シリア事務所幹部

総括
20:20-20:30 山田一竹 (Stand with Syria Japan 代表)
20:30 閉会

【国連シリア調査委員会】
シリア・アラブ共和国に関する独立国際調査委員会(The Independent International Commission of Inquiry on the Syrian Arab Republic:CoI)は、2011年8月、国連人権理事会の決議(S-17/1)により設立された、独立した専門調査機関。2011年3月以降シリアで発生した全ての国際人権法・人道法違反を調査するマンデートを与えられている。同時に、委員会は「人道に対する罪」等の重大な国際犯罪の責任者究明、アカウンタビリティ追及(責任明白化)のミッションを付与されている。設立以来、委員会は20を超える報告書を公開。人権蹂躙の実態を6000人以上の被害者や目撃者からの聞き取りを含む専門的な調査方法のもと検証している。

【登壇者プロフィール】
Saleyha Ahsan
英国を拠点に活動する救急救命医、ジャーナリスト。ボスニア、リビア、シリアにおける紛争地の最前線で救急救命活動に従事。2006年英国ダンディー大学修了(医学士)。2011年英国エセックス大学より法学修士号取得(国際人権法・国際人道法)。シリア国内の医療を支援することを目的としたクラウドファンディング型のプロジェクト「People’s Convoy to Syria」のメンバーとして、2016年にはアレッポ郊外に小児病院を建設することに貢献。また、映像ジャーナリストとしても活躍しており、BBC、Channel4 、The Guardian等の主要メディア上で、パレスチナ、カシミール、シリアなどの紛争地における医療現場を報道している。

土井 香苗(Kanae Doi
国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)日本代表。1998年東京大学法学部卒業。2000年より弁護士として、日本にいる難民の法的支援や難民認定法の改正のロビーイングやキャンペーンに関わる。2006年6月米国ニューヨーク大学(NYU)ロースクール修了。2009年ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京事務所を開設、日本代表就任。著書に「“ようこそ”といえる日本へ」(岩波書店 2005年)他。

キハラハント  (Ai Kihara-Hunt)
東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障プログラム」准教授。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)職員としてジュネーブ本部、ネパール、東ティモール等各国での勤務を経て、2017年より現職。2016年英国エセックス大学より、法学博士号取得。指導教員は現国連ブルンジ独立調査委員会委員Françoise Hampson。専門は、国際人権法、国際人道法、国連平和活動、治安部門改革。著書に「Holding UNPOL to Account: Individual Criminal Accountability of United Nations Police Personnel」(Brill社 2017年)他。

山田 一竹 (Icchiku Yamada)
Stand with Syria Japan (SSJ) 代表。東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム修士課程在籍(ジェノサイド研究)。2016年立教大学異文化コミュニケーション学部より学士号取得。2014年英国高等教育機関Foundation for International Educationにて紛争分析・解決トレーニング修了、現地の難民支援団体にて支援活動従事。2017年シリア危機に対応することをミッションに掲げた非営利団体「Stand with Syria Japan」設立・代表就任。

 


 

終戦(敗戦)の日に寄せて —シリア危機:問われる私たちの「人道」

終戦(敗戦)の日に寄せて

—シリア危機問われる私たちの「人道」


Stand with Syria Japan 代表
東京大学大学院総合文化研究科

「人間の安全保障」プログラム
山田一竹

 

1945年8月15日、長い戦争が終わった。日本において310万人以上、アジア全域で2,000万人以上、世界では6,000万人以上、統計によっては7,000万人以上が犠牲となった「第二次世界大戦」である。日本では、毎年この時期になると、戦争に関する様々な特番が組まれ、生存者の証言がメディアに登場する。各地において追悼セレモニーが執り行われ、多くの人が平和を祈念する機会となる。このように多くの日本に暮らす人々が平和や戦争に想いを馳せることは非常に重要である。私自身、祖母が大戦経験者であり、その体験談が私を平和研究へと導いたため、8月15日には特段の思い入れがあり、黙祷を欠かさない。
とは言うものの、どうしても気がかりなことがある。それは、この8月に限り、日本だけの「平和」について考え、過去の「戦争」の惨たらしさについてのみ考えるという「内向性」と「限定性」である。

凄惨な大戦から72年が経った現在、世界はまるで72年前に逆行するように、不和と分断、憎しみや怒りに覆われている。シリアでは、2011年3月より自由と尊厳そして正義を求めた平和的なデモが内戦へと突入し、はや6年が経過している。死者数が47万人を超えたという統計(Syrian Centre for Policy Research)もあり、これまで480万人以上が家を追われて難民となった。2011年以前は79.7歳あった平均寿命も現在は55.7歳を切っていると言われている。

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©Fadi Al-halabi | A Photographer from Syria | My Sincere Thanks to Dear Friend Fadi for the Powerful Pictures.

まさに廃墟と化したシリアにおいて、人々が爆撃の被害に遭い、命懸けで海を越えている様子は皆さんも一度は報道などを通して目にされたことがあると思う。それでも、人々の祈りがシリアの危機的状況に向けられることは極めて少ないと感じる。多くの人にとって、どれだけの人が爆撃で死んでいっても、「どこか遠い国で起こる野蛮な戦争の可哀そうな犠牲者」としてしか映らず、あくまで「他人事」なのであろう。

無論、シリアは物理的にも遠く、そもそも日本にとって馴染みの無い国であるから「自分事」として捉えろという方が無理矢理な要求だとも思う。私自身、日本とシリアの状況は余りにもかけ離れていることを痛感しているし、「自分事」として考えられない人々を責めることはできない。
それでも、現実として、人類史上でも最悪の分類に入るであろう「人道危機」が同じ世界で起きていて、多くのシリアの人々がこの瞬間にも無残に死んでいっていることを知っているにしては、日本における反応は余りにも薄い。
そこにはおそらく心理的要因が大きく働いているのではないだろうか。私自身、ここまで原稿を書く上で犠牲者を単なる「数」として表象、いや切り捨ててきた。これは、私にとって大きな苦痛が伴う作業である。それは、犠牲者数の裏には、そこに生きた一人ひとりの「個の生」が存在しているからである。

日本におけるシリア危機に関する報道のほとんども、戦況や大国の意向など国際政治を主軸にしたものである。もちろんこういった報道はとても重要で有益である。しかし、そこから膨大な犠牲者数の裏にある一人ひとりの姿を想像することは難しい。

皆さんは想像してみたことがあるだろうか。

Voices from Syria −「ホワイトヘルメット」隊員によるアレッポからの現地中継

2016年12月23日(金)開催「シリア−戦火と愛の慟哭…その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」における、「ホワイト・ヘルメット」(現在もシリアにおいて救援活動に従事する民間団体)の隊員によるシリアからの現地中継となります。アレッポ陥落の様子、避難後の生活状況、シリア人としての想い、そして日本の皆さんへのメッセージという非常に貴重で重要なメッセージです。ぜひ、ご一読ください。

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私は今、アレッポの西側にいます。

アレッポの包囲は3ヶ月と15日間前から続いていました。包囲網に対するロシアによる激しい爆撃が10日間続いたため、アレッポの西側に移動を強いられました。包囲下での状況は、想像を絶するものでした。人々は、飢え、薬や病院もなく、けが人の治療をする機関もなく、とても苦しんでいました。現在も、お年寄り、子ども、孤児、歩くことができないなどのハンディキャップを持った人々は包囲の中に取り残されています。自由シリア軍兵士も何人か残っています。

このような熾烈な状況に加えて、ロシアと政権側は、たる爆弾や化学兵器など、国際社会で禁じられている武器を使用しています。これらの爆撃により、すべての建物が破壊され尽くされ、人々が生活できる家屋はほとんどなくなり、必要な生活ラインも破壊尽くされました。アレッポ東部は、絶対に暮らせるような状況ではなくなりました。動物ですら空爆の音に怯えて暮らせないような状態なのです。

私は、包囲網から逃げ出す前には、爆撃を避けるため建物から建物へと移動しており、この状況は24時間以上にわたり続きました。その際私は、政権側のスナイパーが人々を撃ち殺している、瓦礫に多くの人が下敷きにされている、そして激しい爆撃が建物に降り注いでいる状況を目撃しました。私はジャーナリストとして活動もしていますが、ジャーナリストですらこの状況下では、人々を助けることも、写真や動画を撮影することも何の記録をとることもできませんでした。実際に、お年寄りも含んだ100人にのぼるとも言える人が岩や土、瓦礫の下敷きになり、怪我をしたり、死んでいましたが、爆撃が止まないため、「ホワイト・ヘルメット」でも助けることもできず、避難しなくてはなりませんでした。

そして、私は3ヶ月前の包囲が始まった最初の日から、メディアに「こういった過酷な状況がここで発生するだろう」ということを訴え続けてきましたが、誰も耳を傾けず、結局取り合いませんでした。

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次に、現在のアレッポでの食糧状態ですが、5人に対して、2日に5切れのパンが得られるだけです。これは、家族が10人でも5人でも関係ありません。ですので、1人は、1日にだいたい1枚の半分かけらのパンが食べられるだけです。また、水も清潔ではありません。井戸水を飲んでいますが、ガスも無いので煮沸することも、電気も6ヶ月間無いのでろ過することできず、不潔な水を飲むことで病気を引き起こしている人もいます。この過酷な状況に加えて、アレッポ市内の7つの病院・子どもの病院も全て破壊されてしまったので、人々や怪我をしている人々を助けることが全くできていません。

シリアで今起きていること、この状況は、我々が2011年に自由と誇りを求めて起こした革命の結果です。世界中の人々、国連はこのあまりにも熾烈な状況を、毎日何人が殺され、死んでいっているのかを知っています。それでも、ただ数を数えるだけです。各国の政府は、国連安全保障理事会で拒否権を行使するロシアや中国を囲んで、会議をしているだけです。これにより、国際社会の機能は停止されるのです。彼らの手は、殺されたシリアのすべての人々、子どもの血に塗られています。

この殺戮はいつまで続くのでしょうか?日本の皆さんや、日本政府は各国の他のどの政府よりもこの問題に責任を持っていただきたいです。特に、アサド政権やロシア側をはじめとする戦争犯罪人を裁くということに責任を持っていただきたいです。まず、2011年に平和的にデモをしていた市民を無差別に殺戮したアサド政権側は裁かれるべきです。

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そして、最後に、私たちは食糧やお金などの援助が欲しいのではないのです。私たちはただ自由が欲しいのです。私たちが何を想っているのかということを自由に話す、このイベントで今日行っているような、そんな自由が欲しいのです。私たちは、日本のように自由に発言ができる国になりたいのです。紛争を終わらせて、日本がかつて歴史の中で再建したように、私たちもシリアを再建してゆきたいのです。

 

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2016年12月23日

翻訳:ヤセル・ジャマール、山田一竹

※掲載画像の転用は固くお断りします。

イベント詳細

◆イベント動画

ホワイト・ヘルメットのメンバーの登壇は【1:56:40】から。

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Voices from Syria – 在日シリア難民、故郷と日本への想い。

2016年12月23日(金)開催「シリア−戦火と愛の慟哭…その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」における、在日シリア難民であるヤセル・ジャマール氏による講演「私とシリア、そして、日本」の日本語訳となります。

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皆さん、こんにちは。本日はお越しいただき、そして、シリア情勢に関心をお持ちいただき、ありがとうございます。私の名前はジャマールです。今、24歳で、シリアのダマスカス出身です。今日は、シリアの状況、そして、私のシリアと日本での経験についてお話ししたいと思います。

まずは、シリアの場所を知らない方に、シリアがどこにあるのかをこの地図で示したいと思います。次は、シリアの首都ダマスカスの位置です。そして、日本とシリアの距離ですが、実はとても大きいもので、私がここにたどり着くまでには36時間も掛かりました。

では、ここでシリアの紛争前の写真をいくつか紹介していきたいと思います。まずこれらは、ダマスカスの写真です。これらの写真でダマスカスがどのような場所であったかが分かるかと思います。沿岸部や夏の風景。日本と同じように桜の木もあります。ここからは、悲しい写真となります。紛争の前と後です。

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これらの写真で、紛争の前と後で状況がどれほど違うかということが分かると思います。とてもひどいです。そして、毎日続く空爆で街が激しく破壊されていることも分かると思います。

次に、いくつかのビデオを見ていただきます。これを通して、実際の爆撃がどのようなものであるのか、そして人々が地上でどのように対応するのかが分かるはずです。これは、ホムスです。おわかりのように、1週間前に陥落したアレッポでもこのホムスと同じように、際限ない爆撃が続き、街はこのように壊滅状態となりました。想像して見てください、どれだけの家族がここに暮らしていたのかを。そして、アレッポで同じことが起こっていたのです。次にどこの街がこのような状況にさらされるのか、私たちには分かりません。多くの人に「私たちは彼らのために何ができるのか?」と聞かれますが、こうした状況を防ぐためには、お互いを思い遣り、助け合うことが必要なのです。

次のビデオには、どのように日々の爆撃が行われているのかということが映し出されています。とても悲しいことですが、シリアでは毎日、このような大規模な空爆、破壊が起こっているのです。私自身、このような爆撃により、家も何もかも失いました。

そして、次のビデオでは、爆撃の後、地上で人々がどのよう対応しているのかということが分かります。ご覧の通り、多くの人々が瓦礫の中にいる家族や埋もれている人を探し出しています。例えば、この男性は「私は家族のほとんどをこの爆撃で失った。妻も娘もだ」と言っています。私たちはこのような爆撃により、アレッポで何千もの命を失いました。その前にはホムスで何千もの命を失っています。

実は一つ前のビデオはロシア側により撮影されたものです。まるでロシアはシリアの市民を爆撃することを誇らしく思っているかのようです。そして、彼らは「テロリスト」と戦っていると装っていますが、この空爆された土地のどこに何人の「テロリスト」がいるというのでしょうか?皆さん、教えてください。

また、このような空爆の映像を見ても、実際に何が起こっているのかということを理解し感じ取るのは、とても難しいはずです。私の妹も、実際に私の家が同じように破壊された時、爆撃の音にショックで固まってしまい、私が彼女を叩き起さなければならないほどでした。誰にとっても爆撃されるという状況を理解するのは難しいのです。そして、空爆の被害に遭っているのは、その多くが子どもや女性や老人ということが分かると思います。例えば、この映像の少女は「わたしたちが空爆されなければならないような何をしたというの?」と言っています。

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私にとっては、故郷の人々が毎日死んでいっているのに何もできないというこの現状は、辛いです。故郷の人が死んでいっているのにもかかわらず、これはお金や食事の問題ではないので、何も自分にできることがないと、ここで自分自身の生活をして、新しい未来を切り開こうとしています。全く幸せな気持ちにはなれません。確かに、各国政府や国連などは人々を救おうとしていますが、正直なところシリアの人々は何も受け取っていません。政府が受けとった物資を持って行ってしまうので、本当にそれを必要としている人には何も届いていません。そして、ここで私が主張したいのは、彼らも人間であるということ、そして多くの人がいつも人権を語っている一方で、毎日100人以上の人が殺されているということを、私たちは考えなくてはならないということです。また、何もかも突然起こります。以前のシリアの人々でさえそうでしたが、一部の人は、自分に起きていない、関係のないことを他人事として、関心を持たないということがよくあるのだと思います。でも、皆さんにもいつ何が起こるかはわからないということを伝えたいです。

それでは、ここからは私自身の日本へたどり着くまでの様子、そして実際の日本での生活についてお話ししたいと思います。

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はじめに、私はダマスカス大学で英文学を専攻する大学3年生でした。日本へ逃れるということは私にとって、とても困難でした。きっかけは、先ほどもお伝えしたとおり、私の家が爆撃され、国を出なくてはならなくなり、父は海外で働いていたため、私が母と妹の面倒を見なければならなくなったからです。これは、毎日気楽に生きていた一学生にとって、多くの責任を負う父親の役目を担うというのは、あまりにも大変なことでした。それでも、やるしかありませんでした。

私たちの家が爆撃されたあと、私たちはまず1週間友人の家に避難しました。そのあと、エジプトにいる友人に連絡を取り、そこに7ヶ月滞在することとなります。ここでの生活では、私は働くこともできず、勉強もできず、将来を想像することすらもできませんでしたので、過酷なものでした。これならエジプトにいるより、爆撃が続くシリアにもどった方がいいとすら思いました。

そのような中、エジプトにいる叔父に会い、彼の奥さんが日本人だったので、彼女が日本へ行く観光ビザなどを手配してくれました。それで、日本に着いてから、東京入国管理局で難民申請を行いました。そこで、申請中の6ヶ月、一切働くことも、勉強することも、携帯すら持てないということがわかりました。この生活は、あまりにも辛いものでした。この6ヶ月間は私の人生の中で最も辛く最悪の時期となりました。

最初の3ヶ月は叔父の家に滞在していましたが、働く必要や、家族間の問題も起こるので、叔父の家から出て家族のプライベートを確保できる家を探す必要が出てきました。仕事は違法的に見つけざるを得ませんでしたので、この写真のような建設現場で働くことになりました。

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普通の学生から重労働に従事するのは、私にとって大変大きな変化でしたし、本当に辛かったです。3ヶ月間毎日身体中に新しい傷を負い、家に帰っていました。そして、最終的にとても大きな怪我をして、破傷風に感染しました。非常に危険な状態で、脚を切断しなくてはならないかもしれないほど重症でした。病院で1週間治療して、なんとか脚を切断せずに済みました。とても運が良かったのだと思います。

退院後は、建設現場での過酷な仕事を辞めて6ヶ月が経過した頃、就労許可がおりたので、合法的に働くことができるようになりました。インターネットで良い仕事を探し、お台場のカフェでの仕事を見つけ働き始めました。私は、日本語もできませんでしたが、とても良い人々に囲まれて働くことができたので、とにかく一生懸命働きました。1年間、週6日、毎日14〜15時間働き続けました。なぜなら、私が日本に来たのと同時に、父はシリアに戻っていて仕事もできない状況でしたので、私は2つの家族を養わなくてはならなかったからです。シリアにいる父にお金を送り、日本にいる母と妹を支えなくてはなりませんでした。働き始めて4ヶ月が経過したころ、日本の雰囲気にも慣れてきたので、日本人のスタッフと友達になる努力をし、コミュニケーションを図るために、彼らが使っている単語を使うなどの工夫をしました。

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1年間働いた後、ようやく難民認定がおりたので、私は、父をシリアから日本へ呼ぶことが許されました。父が来てからは、自由な時間もでき、サッカーなどの自分の趣味を楽しむ時間も確保することができるようになりました。東京の地元チームに2つ所属することにもなりました。そして、幼稚園で英語を教えるという、より良い仕事を見つけることもできました。6ヶ月間にわたりこの仕事をしましたが、園児に英語を教えるのはとてもやりがいがあり、幸せで、今でも彼らが恋しいと思うこともあります。この仕事を辞めたあと、日本政府による日本語コースに6ヶ月通いました。

このように、難民認定を受けられたことは、私にとって大きな転機となり、安心しました。それまで辛く困難な状況を経験しましたが、日本政府にはとても感謝しています。もちろん、私にとってこれらはとても悲しい時期でしたし、故郷シリアの人々に起こっていることにはとても胸が痛みます。それでも、私はここでの生活が上手くいくように、自分の将来を手に入れるために最善を尽くしています。私が欲しいものはたった一つ「幸せ」ですが、生活が上手くいき、成功して目標を達成することができても、故郷の人々を思うと幸せにはなれません。なので、彼らが私と同じような生活を送ることができることを祈っています。私は心にいつもこの想いを抱いていますが、同時に前に進まなければいけないのです。私は、大学に復学するために奨学金の申請を行い、5つ以上のテストを受けて、実は2日前に都内の大学へ復学できることになりました。

最後に、私が他の2人のシリア人とアメリカ人の友人と行っている、「White Heart for Syria」の活動についてご紹介します。私たちはイベントを開催し募金を集め、ダマスカスをはじめとするシリアの本当に助けを必要とする家庭に支援を届けるということを行っています。私たちのウェブサイトを見ていただけると、シリア政府により取られてしまう他の団体の支援とは違い、私たちが直接本当に助けを必要としている人々へ支援を届けているのがわかると思います。最後に、私が伝えたいのは、これから何が起こるか分からないこの世界で、もっとお互いを思い遣ることが必要で、それを子どもにも伝えていき、争いを防がなくてはいけないということです。今世界で何千万もの人が難民となっているとも言われている中で、私たちは何かしなくてはなりません。傷ついている人々に対して何もできなくても、少なくとも今から互いを愛するということは始められるのではないでしょうか。多く兄弟や姉妹が互いを愛し合っていないことがあります。会場の皆さんにもそういった状況があるかもしれません。私たちはこの状況に対して何かをしなくてはなりません。自己中心的になるのをやめ、互いを思い遣り、愛することができるように、私たち自身が変わらなくてはなりません。

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時間がまだ少し余っているようですので、ここでもう少しだけシリアの政治的状況、そして実際に何が起こっているのかということについてお話ししたいと思います。

皆さん、アレッポやホムスでロシアやアサド政権による空爆が行われていることはご存知の通りだと思います。アサド政権とロシアは協力関係にありますが、他にも様々なアクターがこの紛争には関わっています。例えば、ロシアの他にイラン政府やレバノンのヒズブッラー、「IS」などです。これらの勢力が自由シリア軍と対峙していますが、自由シリア軍の中にも革命のためではなく、金銭目的で戦闘に参加している人もいます。これが、私たちが未だに同じ状況におかれている理由とも言えます。なので、状況はとても複雑です。革命のために戦う善良な兵士が十分ではなく、また自由シリア軍自体が一致団結できていないので、この戦いはシリアが破壊されきるまで終わらないのだと思います。様々な和平会議で問題解決を図っているようですが、残念ながら解決には至りません。実際の事態はとても複雑で、事実はメディアで私たちが目にしている内容とも異なっています。これを、すべて説明するのはこの時間では不十分です。

最後の少しの時間で、「IS」について簡単なイメージをお話しします。彼らは自称「Islamic State」と名乗り、日本のメディアも「イスラム国」と報道していますが、これはシリアの人々やイスラーム全体に悪影響を及ぼしているということを指摘したいです。本来、各国のイスラームは、人を殺すことを禁じており、コーランにも人殺しを行うことは、全人類を殺すことと同じであると記されています。ここで、皆さんに明示したいのは、イスラームの正しい本当の姿です。多くの人が、メディアやインターネットを通して、イスラームにネガティヴなイメージを持っていて、私の友人も初対面の時、「シリア出身」で「ムスリム」であると伝えると、怖がることがありました。皆さんがイスラームの正しいイメージを持ってくださることを願っています。

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残念ながら、時間となってしまいましたので、私の話はここで終わりにさせていただきます。今日は、お越しいただき本当にありがとうございました。

2016年12月23日 ヤセル・ジャマール

日本語訳:山田一竹

※掲載画像の転用は固くお断りします。

◆イベント詳細

◆イベント動画

ジャマール氏講演は【1:17:39】から。

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An Event for Syria was Held in Tokyo. Over 450 People were Standing with Syria. 【English:العربية】

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Our event for Syria on Dec. 23rd, 2016 finished with a great success in Tokyo, Japan.  We faced the Syria crisis in all sincerity.
We took this opportunity to consider (and reconsider) about the crisis in Syria from many different aspects; screening a documentary film called Silvered Water, Syria Self-Portrait (2014 by Ossama Mohammed), a commentary from a scholar of Arabic literature; Prof. Kaoru Yamamoto,

IMG_5475 a talk from the photographer; Mr. Shin Yahiro who served with the Free Syrian Army

IMG_5476and a talk from a Syrian who became a refugee about his dear homeland Syria and his very difficult experiences in Japan.

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Also, we relayed with a member of White Helmets  (One of the bravest civil organizations of our time); Mr. Ismail Alabdullah via Skype during the event. He told the audience about the frightful situation in Aleppo.

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On the day, a great number of people, 420  people gathered for Syria.

IMG_5472Although Japan is quite far away from Syria, we always keep thinking of Syria. We are feeling your pain. Please keep your hopes up. Please stay alive. We are here standing with all of you.
Again, I thank you so much for each one of you who came out to my event on the day.
I strongly hope this year 2017 will be a peaceful year for all Syrian people who are suffering right now… and I also hope they will be able to gain the freedom, which they have been seeking for a long time…

With all my respect for those who went before us to gain the dignity to be human, Rest in Peace.

الحدث الذي أقيم في الثالث و العشرين من ديسمبر من أجل سوريا لاقى نجاحا كبيراً و واجهنا الأزمة السورية بكل صدق .
وقد ناقشنا الأزمة السورية بطرق مختلفة منها:
١-عرض فيلم وثائقي عن سوريا
٢- شرح للأحداث عن طريق مختص في أدب اللغة العربية
٣-محادثة مع أحد المصورين التابعين للجيش السوري الحر
٤-محادثة مع أحد اللاجئين السوريين في اليابان التي تناولت قصة مغادرته لوطنه سوريا و الصعوبات العديدة التي وجهها في اليابان.
تحدثنا أيضاً خلال الحدث مع أحد أعضاء White Helmets (القبعات_البيضاء )
عبر سكايب فوصف للجمهور الوضع المأساوي و المرعب الحاصل في مدينة حلب. و تحدث أيضا عن تفاصيل الحصار التي واجهتها حلب الشرقية.

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وقد أعرب عن مطالبه كما قال” نحن لا نريد طعام أو شراب. نحن نريد حرية كالشعب الياباني”
و أريد أن أتوجه له شخصياً بشكر جزيل لمشاركته معنا لهذه المعلومات القيمة.
وقد حضر الحدث أكثر من أربعمئة شخص من أجل سوريا. على الرغم من أن اليابان بعيدة عن سوريا ولكن نحن دائما نفكر و نهتم بالقضية السورية.
و أريد القول للشعب السوري أننا الشعب الياباني نشعر بآلامكم و نرجو أن لا تستسلمو و لاتتخلوا عن الأمل أبداً. إبقوا على قيد الحياة و سنفعل المستحيل لأجلكم.
و أخيراً أشكر جميع الذين حضروا هذا الحدث و كل من ساعدني للوقوف من أجل سوريا.
أتمنى من كل قلبي أن تكون سنة ٢٠١٧ سنة سلام لكل السوريين اللذين يعانون الآن، وأتمنى أيضاً أن يحصلوا على الحرية التي لازالوا يطالبون بها منذ وقت طويل و حتى الآن.

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رحمة الله على شهداء سوريا
إرقدوا بسلام

#StandwithSyriaJapan
Arabic Translation by Yasser Jamal Al Deen.
This event is now uploaded on YouTube : 【 https://youtu.be/7hYT1mpB09c

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開催を経て…今シリアに寄り添うということ。

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2016年12月23日(金)、私が企画して参りました「シリア−戦火と愛の慟哭…その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」を盛会裏に終えました。『シリア・モナムール』上映、山本薫氏によるアラブ文学・文化を織り交ぜた深い解説、八尋伸氏のシリアでの従軍取材経験、難民となり日本に逃れたジャマール氏のこれまでの歩みと複雑な想いなど、非常に多角的にシリアを考え、真摯に問題に向き合いました。

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また、当初の予定を変更しまして、現在アレッポにいる「ホワイト・ヘルメット」の隊員とSkypeで繋ぎ、包囲下の様子、避難後の状況をリアルタイムで伝えていただきました。どうしてもイベント内でシリア現地の人々の声を皆さまに届けたいと、イベント開催3ヶ月前からあらゆるコネクションを駆使して、シリア国内にいる人々にイベント登壇を交渉しておりました。しかし、その矢先アレッポが陥落、交渉は困難を極めました。その様な中、ある意味で奇跡が起こり、私の発表の5分前に「ホワイト・ヘルメット」隊員から「Skypeができる」との連絡が入りました。彼はアレッポの凄惨な状況を訴えながらも、「私達が欲しいのは、資金や食糧では無い。欲しいのは自由だ。あなた達日本人が手にしている自由だ」と訴えました。この言葉の重みを私たちは改めて胸に刻む必要があります。

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本イベントでは、膨大な犠牲者数に埋もれてしまった一人ひとりの個々の存在に光を当てることを試みました。それは、シリアでの出来事が、そしてシリアを生きる人々の存在が、日本において「遠いどこかの『物騒』な国で起きている『不幸』」として伝えられ、認識されていると痛感したからです。
彼らは、私たちと同じ尊厳のある人間ではないのでしょうか?人間が人間らしく生きること。「ホワイト・ヘルメット」の隊員がそう訴えたように、自由と誇りを持ち人間らしく生きたいと願うことはそんなに野蛮なことでしょうか?彼らが爆撃で木っ端微塵になっても、化学兵器で息ができなくなって死を迎えても、拷問によりなぶり殺されても、それは彼らの責任なのでしょうか?この内戦で死んでいった人、祖国を追われた難民、難民になることも許されず海の藻屑となった人、武器を取り抵抗せざるを得なかった人、今日を必死で生き延びようと逃げ惑う人、みんな命です。その重みは、国や宗教や思想で変わるはずもなく、彼らが流す血も、裕福な国の有力者が流す血も、私たちが流す血も同じ色です。命に格差があってはならない。限りなく不平等なこの世界で、これだけは守られなくてはならない平等なのだと、私は強く思います。

当日、沢山の方がシリアのために集いました。イベントにお越しいただいた理由も皆さんそれぞれ違うと思います。当日感じたことも、それぞれにあると思います。それでも、あの日会場はシリアと共にありました。美しいシリア、抵抗するシリア、壊滅したシリア。そして、移り行くシリアの中で、懸命に生きる命の存在。その命が私たちと同じ尊厳のある命であるという紛れもない事実。シリアは今、最も困難な状況にあると言えます。まだ尚、そこに生きる人は痛めつけられ、絶望の淵に追いやられています。シリアの熾烈な状況を変える力は私たちにはないのかもしれません。それでも、そこに懸命に生きる命がある限り、私たちは苦しみを生きる彼らに寄り添い、彼らの「生きる希望」となることはできるのではないでしょうか。この希望はとても小さなものですが、空爆では壊されない、そして私たちが諦めない限り生き続ける強いものだと思います。
街を彩るクリスマスムードとは掛け離れた内容となりました本イベントですが、現在の日本がいかに「平和」であるか、そのありがたみを噛み締めながら、シリア危機を今までより少しでも身近な問題として捉え、今後もそこに生きる人々の痛みと希望を想い続けていただけることを願っています。日々の生活でご多忙であるとは思いますが、それでも、ほんの少しでも彼らに想いを馳せてください。一人でも多くの人に、このイベントを通して知ったこと、感じたことを伝え続けてください。
当日は運営や通訳等、至らない点が多々ありましたことをお詫び申し上げます。私は、シリアで多くの若者が立ち上がっていることと同様に、日本でも大学生という若い世代が立ち上がり、出来うる限り学生だけでイベントを運営することに意味があると思っております。ご指摘いただきました点はしっかり改善をしつつ、今後も未熟ではありますが、若い世代が発信することに拘りを持ち、大切な仲間と共にイベントを運営して参ります。
最後に、シリア内戦において犠牲となった30万人の命。この中に、尊厳を保ちつつ人としての最期を全うできた命がどれだけあったのでしょうか。弔われることの無い尊い命の存在を、私たちは決して忘れてはならないのです。
すべての内戦の犠牲者と、シリアを生きる全ての人々の無事を願い、愛と哀悼の意を捧げます。

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Our prayers and thoughts are with all Syrians who sacrificed their precious lives to gain the dignity.

2017年1月3日 主催者代表 山田一竹

 


当日のプログラム

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