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【10月27日開催】シリア −引き裂かれた命、過去と未来−「アレッポ最後の男たち」上映会・シンポジウム

Stand with Syria Japan – SSJ では、10月27日(土)に、シリア危機をそこに生きる人びとの視点で考える映画上映シンポジウムを開催します

8年目のシリア危機は、戦闘的な側面からは終息に近づいているという見方から、日本を含めた国際社会や大国が「復興」へ向け、舵を切り始めています。
しかしながら、シリアでは現在も組織的な殺戮と破壊が続き、この瞬間にも尊い命が奪われており、今日も故郷への帰還が叶わない人びとがいます。そのような状況下でも、今も多くの市民が尊厳を求めて抗議を続けています。
本シンポジウムは、このような「転換期」に、この8年の悲劇を振り返り、そして、シリアの未来を共に考える機会となります。

概要

◇プログラム(開場12時30分)13時00分 開会
開会挨拶・趣旨説明:Stand with Syria Japan 代表 山田一竹|理事 山澤宗市

– 映画特別上映 –
13時10分 映画特別上映
「アレッポ最後の男たち(Last Men in Aleppo)」
14時55分 休憩

– トーク・セッション –
15時05分 藤原亮司氏(ジャーナリスト・ジャパンプレス)
15時25分 質疑応答
15時40分 休憩
15時45分 バラ・アル=ハラビー氏(シリア人フォトジャーナリスト)*スカイプ登壇
16時25分 質疑応答
16時45分 休憩

– 映画製作・撮影者とのスカイプ・セッション –
16時50分 ファディ・アル=ハラビー氏
(シリア人フォトグラファー・「アレッポ最後の男たち」撮影監督)
17時30分 質疑応答

17時50分 総括 「連帯という希望」 Stand with Syria Japan 代表 山田一竹
18時10分 閉会

◇イベント概要
終息に近づいていると言われるシリア危機。国際社会や大国が「復興」へ向け、舵を切り始めた。しかしながら、シリアでは現在も組織的な殺戮と破壊が続き、この瞬間にも尊い命が奪われている。そのような状況下で、今も多くの市民が尊厳を求めて抗議を続けている。このような「転換期」にこそ、この8年の悲劇を振り返り、そして、シリアの未来を共に考えなければならない。当日は、ドキュメンタリー映画「アレッポ最後の男たち(Last Men in Aleppo)」(2017)を特別上映する。2015年から包囲下のアレッポ東部で撮影された本作は、これまでノーベル平和賞にノミネートされるなど、その人道性を国内外から高く評価されている「ホワイト・ヘルメット」のメンバーに光を当てており、悲劇の中でも懸命に生きる選択をする彼らの様子が見事に描き出された作品である。「ホワイト・ヘルメット」はテロリストであるというプロパガンダ的言説が広がる中、彼らの誇り高き人間性に迫ると同時に、この8年間、シリアの市民が過酷な状況で暮らすことを強いられてきた真実と、苦しみながらもそこを生き抜く人びとの真の姿を知ることができる。
トークセッションのゲストには、シリアを取材されたジャーナリストの藤原亮司氏(ジャパンプレス)、この作品が撮られた際にアレッポで活動していたシリア人フォト・ジャーナリスト バラ・アル=ハラビー氏を迎え、それぞれの取材に基づき、シリアの未来に思うことをお話しいただく。
さらに「アレッポ最後の男たち」の撮影監督である、ファディ・アル=ハラビー氏と会場をスカイプで繋ぎ、撮影の背景、映画の秘話、ホワイトヘルメットに対するプロパガンダ、彼らが作品に託した想いなど映画製作の裏側のお話をうかがう。また、ファディ氏はシリア国内で活動しているため、現状についても報告を得る。

本シンポジウムは、当事者であるシリア人を中心に据えることを最大の目的とし、「復興」という都合の良い言葉で彼らの存在が置き去りにされようとする中、綺麗事では済まされない現実に命懸けで抗う人びとの声に耳を傾ける。
また、当日会場に集うことで、日本に暮らす私たちの「シリア危機を生きる人びとへの連帯」、「尊厳を求め続ける人びとへの連帯」を示す。
シリアの人びとに寄り添いながら、シリアの過去を振り返り、そして共に未来を考えたい。

◇ 日時:2018年10月27日(土)13時00分~18時10分(開場:12時30分)
◇ 会場:東京大学駒場キャンパス 18号館1階ホール(最寄り駅: 駒場東大前駅)
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
◇ 定員:190名(先着順)

◇入場料:1000円
→ シリア女性自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」の『くるみボタン』付き。ボタンはシリアの女性が手作りで一つひとつ、一針ひと針に想いを込めたシリアの温もりを感じられる素敵な作品です。シリア支援に繋がります。
※ 種類はこちらで選ばせていただくことを予めご了承ください。

◇予約不要
:直接会場にお運びください

◇主催:Stand with Syria Japan – SSJ
◇後援:UNHCR駐日事務所

◇「アレッポ最後の男たち」
監督 :フィアース・ファイヤード
製作国:デンマーク、シリア
製作年:2017年
上映時間:104分
言語:アラビア語(日本語・英語字幕)
受賞:2017年サンダンス映画祭ワールド・シネマ ドキュメンタリー・コンペティション部門審査員大賞グランプリ、2018年(第90回)アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート、2018年エミー賞最優秀時事ドキュメンタリー賞(Outstanding Current Affairs Documentary)受賞。

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・映画あらすじ
2015年−2016年冬、シリアのアレッポ東部は政権軍と同盟勢力から一層激しい攻撃にさらされた。爆撃は昼夜を問わず続き、罪のない子供や大人が無残に殺されていく。人々が逃げ惑う中、瓦礫の中から生存者を救うため、危険を顧みず爆撃地に向かう「ホワイト・ヘルメット」隊員たち。傷つきながらも人びとを助け出す彼らは時にヒーローとして語られる。しかし、彼らが見つめる先には、息絶えた赤ん坊、バラバラになった遺体、冷たくなった子供を抱き寄せ泣き崩れる父親。そして、彼らにもまた、愛する家族がいる。アレッポへの包囲攻撃が強まり、家族にも危険が及ぶ中、そこには、故郷に留まり活動を続けるべきか苦しみ抜く彼らの姿があった。
本作品は、シリア最前線「ホワイト・ヘルメット」隊員の苦悩と葛藤を丹念に描いた、我々の想像をはるかに超える愛と勇気の物語である。

 

◇登壇者プロフィール (登壇者は都合上変更となる可能性があることを予めご了承ください)

・藤原亮司 氏
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ジャーナリスト(ジャパンプレス所属)。1967年、大阪府生まれ。1998年からパレスチナ問題の取材を行い、シリア、レバノン、コソボ、アフガニスタン、イラク、ヨルダン、トルコなどにおいて「紛争地に生きる人びと」を中心に紛争難民問題を取材。国内では在日コリアン、東日本大震災や原発被害の取材を行っている。著書に『ガザの空の下――それでも明日は来るし人は生きる』(2016年、dZERO(インプレス))。

 

・バラ・アル=ハラビー氏
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アレッポ出身シリア人フォトグラファー(フォトジャーナリスト)。2011年にシリアで革命が始まったことでフォトグラファーとしての仕事を開始する。当初はアレッポ各地で行われていたデモの記録写真を撮り、インターネット上に投稿していた。2011年6月にアサド政権に拘束されるが、保釈金を払い一ヶ月後解放される。自由シリア軍がアレッポ市に入ってからは、ブスターン・カスル地区に移り住み、政権の侵害行為やアレッポ東部への空爆などを毎日記録し続ける。2016年にアレッポが封鎖されたのち、イドリブ郊外に移り、その後トルコに移り、さらにフランスへ政治亡命。2013年から2016年末までAFPで働いた。2015年にアラブ世界研究所の最優秀報道写真賞(アル・フジャイラ)を受賞。

 

・ファディ・アル=ハラビー氏
Fadi 1

アレッポ出身シリア人フォトグラファー(シネマトグラファー)。1994年生まれ(24歳)。2011年よりフォトグラファーとしての活動を開始し、主に紛争状態となったアレッポを撮影。2012年、国際的メディアへ記録写真と映像を提供する「アレッポ・メディアセンター」(AMC)を共同設立。傷つく市民の様子を世界に伝え続けると同時に、ホワイト・ヘルメットの活動の様子を記録し続ける。2013年から2016年末までAFP所属のもと活動に当たる。現在もフリーランスとしてCNN, BBC, Channel 4など国際的メディアに従事している。
ホワイト・ヘルメット隊員を追ったドキュメンタリー『ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-』(2016)の映像撮影を担当。この作品で2016年度(第89回)アカデミー短編ドキュメンタリー賞を受賞。2015年の秋から『アレッポ最後の男たち』の映像監督を務める。2017年4月4日に起きたシリア北部ハーン・シャイフーン村への化学兵器攻撃の現場に駆けつけ、被害の状況をいち早く世界へ発信。この映像はCNNより『Syria: Gasping for Life in Khan Sheikhoun』(2017)として放映され、この報道映像で2018年エミー賞最優秀重大ニュース放送賞(Outstanding Hard News Feature Story in a Newscast)を受賞。
・山崎やよい 氏 (通訳)
考古学者。シリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに活動を続ける。テル・アバル、テル・コムロック発掘調査、テル・ハディヤ発掘調査、テル・ベイダル発掘調査、アインダーラ神殿遺跡修復事業などに参加し、シリア国立アレッポ大学考古学科講師を歴任。帰国後もシリアについて、メディアやブログで発信を続けている。

・山田一竹
Stand with Syria Japan – SSJ 代表。東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム修士課程在籍(ジェノサイド研究)。1993年生まれ(25歳)。2016年 立教大学異文化コミュニケーション学部より学士号取得。2014年 英国高等教育機関 Foundation for International Education にて紛争分析・解決プログラム修了、現地の難民支援団体にて支援活動に当たる。2017年 非営利団体「Stand with Syria Japan」設立・代表就任。日本におけるシリア危機の関心向上と意識変革を目指した活動を国内外で展開している。

 


Facebook イベントページhttps://www.facebook.com/events/492509474485995/

 

 

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【9月15日開催】第3回「シリーズ “シリアを知る”」『カーキ色の記憶』特別上映会

連続セミナー開催

Stand with Syria Japan – SSJ では、8年目を迎えたシリア危機に対する理解を深めるため、連続セミナー「シリーズ “シリアを知る”:Getting to Know Syria」を展開しております。
シリアに関する報道は一気に減る中、シリアでは現在も殺戮と破壊が続き、この瞬間にも尊い命が奪われています。人びとの尊厳が徹底的に痛めつけられる中、私たち一人ひとりの応答が、いま問われています。

何よりも「知ること」…

第3回となる本セミナーでは、シリア危機の背景について理解を深めることを目的としつつ、2011年の革命以前のシリアの様子から何故革命が起こったのかという部分に焦点を当て、シリアの人びとの「記憶」を丹念に描いたシリア映画『カーキ色の記憶』(2016)を上映いたします。

また、今回のセミナーでは、映画上映や講師陣のお話を通して「シリアの女性」に光を当てます。「シリア女性にとっての弾圧・抑圧経験」や「女性にとっての革命」など、これまで注目されてこなかった重要なテーマに迫ります。

当日の講師には、アラブ政治思想・シリア文化研究者の岡崎弘樹氏、考古学者としてシリアに20年以上暮らされ、シリア女性自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人の山崎やよい氏をお迎えいたします。また、シリアご出身の国際的ジャーナリスト ゼイナ・エルハイム氏(Institute for War & Peace Reporting:IWPR )とスカイプで会場を繋ぎ、女性としてシリアの戦場においてジャーナリストとして活動する困難などご自身のご経験をお話しいただきます。

当日は13時00分よりシリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」の商品販売も行います。イブラワハイトについてはページ後半にて。

第3回 『カーキ色の記憶』特別上映セミナー
「シリアにおける女性の経験と実践」

◇ 日時:2018年9月15日(土)13時00分~18時00分(開場13時)
◇ 会場:東京ダイヤビルディング5号館1階TDBホール(中央区新川1-28-23)
(最寄り駅: 東京メトロ[茅場町] |JR京葉線[八丁堀] )
◇ 定員:130名(先着順)
◇ 入場料:1000円
(映画上映、セミナー運営費のためご理解の程よろしくお願い申し上げます)
◇予約不要:直接会場にお運びください

◇『カーキ色の記憶』について
シリアの悲劇は、2011年に始まったわけではない。1980年代にアサド体制に反対した多くの若者が当局に追われ、国を去らざるを得なかった。監督の個人的な物語が、他の4人の語り手の物語と重なり合う。くすんだ軍服に象徴される沈黙や恐怖、戦慄の記憶。赤い風船に託された自由と抵抗。何故シリア社会が爆発し、革命が始まったのか、その背景に迫る。過去を語りながら、未来を見すえるシリア人の物語。


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◇講師プロフィール:
岡崎弘樹 氏
専門はアラブ近代政治思想・シリア文化研究。中部大学非常勤講師。2003年から2009年にかけて仏研究所研究員や日本大使館の政務アタッシェとしてダマスカスに滞在。2016年にパリ第3大学アラブ研究科で社会学博士号取得。最近は1970 年代以降のシリアの監獄文学や政治演劇、記録映画にも研究対象を広げ、学会発表に加え、各種シンポジウムの基調講演やシリアの演劇・映画の解説なども行っている。
[カーキ色の記憶公式ウェブサイト]

山崎やよい 氏

考古学者。シリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに活動を続ける。テル・アバル、テル・コムロック発掘調査、テル・ハディヤ発掘調査、テル・ベイダル発掘調査、アインダーラ神殿遺跡修復事業などに参加し、シリア国立アレッポ大学考古学科講師を歴任。帰国後もシリアについて、メディアやブログで発信を続けている。
特別ゲスト: ゼイナ・エルハイム 氏 (スカイプによる登壇)
国際的ジャーナリスト。2015年、国境なき記者団より「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。2016年、 Business アラブ版(Arabian Business)より「最も影響のある100人のアラブ女性」、 トムソン・ロイター(Thomson Reuters)より「2016年 謳われることなきヒーロー(Unsung Heroes )」に選ばれる。また、Index on Censorshipより「2016年 Freedom of Expression アワード」、国境なき記者団より「2016年 Press Freedom 賞」等、数多くの賞を受賞し、国際的に高い評価を受ける。エルヒーム氏は、2014年よりInstitute for War and Peace Reporting(IWPR)にて、シリア・プロジェクト・コーディネーター、シニア・メディア・スペシャリストを歴任し、これまでシリア国内の100人以上のメディア・アクティビストに対してジャーナリズムの基礎についてのトレーニングに当たった。同時に、短編映画シリーズ「シリア反抗する女性たち(Syria Rebellious Women)」や「女性によるシリア日誌(Syria Diaries Told by its Women)」の製作も行った。Zaina
> Facebookイベントページはこちら
※当日のお手伝いをしていただけるボランティアを募集しております。
standwithsyria.j@gmail.comまでご連絡ください。(担当:ヤマザワ)

 

◇プログラム (13:00開場)
13時00分 イブラ・ワ・ハイト 物販
13時30分 開会・趣旨説明 Stand with Syria Japan (SSJ) 代表
13時35分 『カーキ色の記憶』上映
15時25分 休憩
15時35分 映画解説・トークセッション
・岡崎弘樹氏×山崎やよい氏
・映画の登場人物よりビデオ・メッセージの受信
16時25分 質疑応答
16時45分 ゼイナ・エルハイム氏とのスカイプセッション
(Institute for War & Peace Reporting:IWPRシニア・メディア・スペシャリスト)
・質疑応答
17時45分 Stand with Syria Japan (SSJ) による報告
18時00分 閉会 (会場の関係より、イベント後は速やかにご退出願います)

※ 事前予約は不要です、どなた様も直接会場へお越しください。


『カーキ色の記憶』

監督・シナリオ・編集 アルフォーズ・タンジュール
製作 アルジャジーラ・ドキュメンタリー(カタール)
撮影国 シリア、レバノン、ヨルダン、ギリシア、フランス、フィンランド
2016年|108分|アラビア語|BD
配給 アップリンク
配給協力 『カーキ色の記憶』日本上映委員会

製作総指揮・シナリオ ルアイ・ハッファール
制作指揮 イヤード・シハーブ
撮影監督 アフマド・ダクルーブ
音楽 キナーン・アズメ
ドラマトゥルク アリー・クルディー
美術補助 アラシュ・T・ライハーニー リンダ・ザハラ
日本語字幕 額賀深雪 岡崎弘樹
配給 アップリンク

◇受賞
2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞
2017年スウェーデン・マルメ・アラブ・ドキュメンタリー祭最高監督賞
2017年ヨルダン・カラーマ人権映画祭ベスト・ドキュメンタリー賞

◇正式出品作品
ドバイ国際映画祭(UAE)、ホットドックス国際ドキュメンタリー映画祭(カナダ)、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ)、ダーウィン国際映画祭(オーストラリア)、ベルゲン国際映画祭(ノルウェー)、アラブ映画祭(オランダ)、モンペリエ地中海映画祭(フランス)、ライプツィヒ国際映画祭(ドイツ)、デンバー映画祭(米国)、リスボン国際映画祭(ポルトガル)、広州国際ドキュメンタリー映画祭(中国)、ディアゴナル映画祭(オーストリア)

◇アルフォーズ・タンジュール監督の紹介
シリア人ドキュメンタリー映画監督。1975年生まれ。2000年~2004年、モルドバの芸術アカデミーで映画演出を学ぶ。帰国後、シリア映画総局の監督となり、『小さな太陽』(2008)で2008年カルタゴ映画祭銅賞と2009年ベルギー・モンス映画祭審査員特別賞を受賞。2009年以後、アルジャジーラ・ドキュメンタリー・チャンネルにて記録映画を多数制作。『木製のライフル』(2011/2012)は2013年アルジャジーラ国際ドキュメンタリー映画祭で公的自由・人権賞、2014年中国国際金熊猫ドキュメンタリー祭で最優秀プロダクション金熊猫賞を受賞。2016年、最新作『カーキ色の記憶』も各国映画祭で高い評価を得る。


イブラ・ワ・ハイト

イブラ・ワ・ハイトは、山崎やよいさんを中心に2013年に始動したプロジェクトです。泥沼のシリア紛争で家、仕事、一家の大黒柱、 そして社会インフラなどの生活基盤のほぼすべてを失ったシリア人 女性たちに「針と糸」で収入の道を開く「自活支援」 プロジェクトです。女性たちの独自の技術を活かすべく手芸・刺繍資材を提供し、 製品を適性価格で買い取り、日本等で販路を開拓することで、「針と糸」で収入の道を開くことを目的とされています。
刺繍や作品の一つひとつはシリア女性により丹念に手作りされており、ひと針ひと針に、女性たちの「様々な想い」や「願い」 が込められています。シリアの温かみを直に感じることのできる特別な品々をぜひお求めください。
※会場の関係より当日の物販は13:00~13:30とイベント開催中のみとなりますのでご注意ください。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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開催を経て…今シリアに向き合うということ。

12552933_1106486422718866_8673614718754426740_n皆さま、こんばんは。山田一竹です。
一昨日、「今、彼らに等身大で向き合う『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』上映会・討論会」は盛会裏に終えることができました。私達の予想を遥かに上回る200名以上の方々にご来場いただき、大変嬉しく思っております。ここに、改めましてお礼申し上げます。

無力な一大学生に本当にこのイベントが実現出来るのか。全てが初めての事ばかりで、不安と戸惑いの連続でした。しかし、応援してくださる皆様のお力をお借りして、何とか開催に漕ぎ着けました。

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「混迷を極めるシリアを生きる人々に、同じ人間として等身大で向き合う。」これが、当イベントの最大の目的でした。私自身も、遠いシリアの現実を身近な問題として捉えることは大変難しいと痛感しております。
しかし、当イベントでの、映画上映、解説、報告、監督との質疑応答を経て、少なからず日々の報道で飛び交う被害者の数の裏にある人々に思いを馳せ、彼らの痛みに触れることはできたのではないでしょうか。

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シリア情勢は依然として、熾烈を極めています。
これからも、私は彼らに、そして彼らの愛するふるさとに向き合い続けていきます…。

皆様から頂いた、アンケート全てに目を通させていただきました。お褒めの言葉、励ましの言葉、また、大変貴重な厳しいご意見までありがとうございます。次のイベントに期待を寄せて下さるご意見も多く頂戴いたしましたので、次に繋けて行けるよう、一層努力して参ります。

皆様にまたお会いできることを信じております。

2016年1月16日 山田一竹

【1月14日開催】今、彼らに等身大で向き合う―『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』 上映会・討論会

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皆さま、こんにちは。山田一竹です。
ご存知の通り、中東情勢は混迷を極め、シリア紛争は泥沼化の一途を辿っています。代理戦争的側面も持つ軍事介入など、国際社会の対応が注目を集める中、多くの人が、そこに生きる人びとの事を見落としているのではないでしょうか。シリア紛争勃発から4年。この紛争は、およそ400万人の難民、760万人を超える国内避難民を発生させ、20万人の生命を奪ったといわれています。忘れてはならないのは、彼ら一人ひとりが尊厳のある人間であり、それぞれに掛け替えのない人生があり、そして、シリアは彼らの故郷であったということです。

2016年1月14日、午後6時20分より、立教大学にてシリア内戦をめぐるドキュメンタリー映画『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』上映会と討論会を開催いたします。

僕は、『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』という映画に出会い、シリアで戦う同世代の若者の姿を知り、心を打たれ、流れる涙を止められませんでした。この映画を一人でも多くの人に観て欲しい…。そしてシリアについて考えて欲しい…。日本に暮らす我々にとってシリアは、地理的・心理的に遠い存在です。しかしそれが、この問題を他人ごととして良い理由にはならないはずです。
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私たちに、いま何が出来るのでしょうか。「等身大でシリアに向き合う」。それが、このイベントの最大の目的であり、彼らの痛みを理解する事が、彼らを照らす一筋の光となるのではないでしょうか。
当日は、この映画のを正に命懸けで撮られたシリア人監督のタラール・デルキ氏と会場をインターネット電話で繋ぎ、直接質疑応答の時間を設けております。革命当初からシリア人青年たちの魂の叫びを追い続けてきた彼にしか語れない言葉があると強く感じております。大変貴重な機会となりますので、関心のある方はぜひお運びいただければと思います。

それでは、会場で皆さまにお会いできますことを心より願っております。予約不要、入場無料です。どなた様も直接会場へお越しください。
以下、当イベントの詳細となっておりますので、ご一読いただけると幸いです。


今、彼らに等身大で向き合う―『それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜』 上映会・討論会

【日時】2016年1月14日(木)18:20-21:00
【場所】立教大学池袋キャンパス7号館7102教室
⇨立教大学池袋キャンパスへのアクセス: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
⇨立教大学池袋キャンパスマップ: https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
【対象】学生(立教、その他大学)、教職員、一般(定員120名)
※入場無料・予約不要。立教関係者はもちろん、どなた様も入場可能です!直接会場へお越しください。

【プログラム】
18:20 開会:趣旨説明
石井正子 異文化コミュニケーション学部教授
山田一竹 異文化コミュニケーション学部3年
18:30 映画上映開始 『それでも僕は帰る』
20:00 映画上映終了・休憩
20:10 解説 石井正子
20:20 討論セッション、山田一竹による発表・報告
20:40 監督タラール・デルキ氏からのインターネット電話を通じたメッセージ、および監督との質疑応答
21:00 閉会挨拶 :山田一竹

【映画詳細】
「それでも僕は帰る 〜シリア 若者たちが求め続けたふるさと〜」(原題:Return to Homs)
監督:タラール・デルキ
配給:ユナイテッドピープル
後援:認定NPO法人難民を助ける会・認定NPO法人難民支援協会
協力:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本

ストーリー
2011年にアラブで始まった民主化運動の波「アラブの春」。この影響を受け、シリアの都市「ホムス(Homs)」で反体制運動を展開する二人の青年バセットとオサマ。元シリアU20の代表のゴールキーパーとして活躍していたバセットは、民主化運動のリーダーとなる。友人のオサマはカメラを手に、民主化運動を拡散していく。二人は非暴力の抵抗運動を先導し、その波はシリア全土へ広がる。しかし、2012年2月、政府軍の破壊攻撃によりホムスで170人もの民間人が殺害され、これを機に武装闘争へと身を投じていく。政府軍の圧倒的な武力行使の中で、廃墟と化すホムス。それでも彼らは戦い続ける。一体彼らは何故戦い続けるのか、生きることとは、ふるさととは…。2011年の夏からホムスで彼らの活動、彼らの叫びを命懸けで追い続けてきた、シリア人監督タラール・デルキ氏の渾身のドキュメンタリー映画。「サンダス映画祭2014ワールド・シネマ−ドキュメンタリー部門グランプリ」、「ジュネーブ国際人権映画祭2014グランプリ」受賞。その他多数の国際映画賞受賞。
YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=AAqw-IuL3Ys

【登壇者】
石井正子(立教大学異文化コミュニケーション学部・教授)
専門は、紛争研究、平和構築、東南アジア研究。2009年から人道支援団体ジャパン・プラットフォーム(認定NPO法人)の常任委員を勤め、ヨルダン、南部スーダン、スリランカ北部、ミャンマーなどの紛争影響地域において国際NGOの難民、避難民、帰還民支援事業のモニタリングなどを担当。
山田一竹(立教大学異文化コミュニケーション学部3年生)
関心領域:紛争研究、強制移動、移行期正義
2014年、イギリスの難民支援団体にて、難民支援に従事。
タラール・デルキ(映画監督、脚本家・スカイプを通しての登壇)
1977年シリア、ダマスカス生まれ。在アテネ、Stavrako High Institute of Cinematographic Art and Televisionにて映画製作を学び、2003年卒業。CNN、トムソン・ロイター、アル・アラビーヤ等のフリーランスカメラマンを経て、ドキュメンタリー映画製作に従事し、数々の賞を受賞。2013年公開の『それでも僕は帰る』にて上述の各種賞を受賞。

立教大学公式イベント情報: http://www.rikkyo.ac.jp/events/2016/01/17188/
朝日新聞社様取材内容:
http://www.asahi.com/articles/CMTW1601131300001.html

パンフレット

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