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【9月15日開催】第3回「シリーズ “シリアを知る”」『カーキ色の記憶』特別上映会

連続セミナー開催

Stand with Syria Japan – SSJ では、8年目を迎えたシリア危機に対する理解を深めるため、連続セミナー「シリーズ “シリアを知る”:Getting to Know Syria」を展開しております。
シリアに関する報道は一気に減る中、シリアでは現在も殺戮と破壊が続き、この瞬間にも尊い命が奪われています。人びとの尊厳が徹底的に痛めつけられる中、私たち一人ひとりの応答が、いま問われています。

何よりも「知ること」…

第3回となる本セミナーでは、シリア危機の背景について理解を深めることを目的としつつ、2011年の革命以前のシリアの様子から何故革命が起こったのかという部分に焦点を当て、シリアの人びとの「記憶」を丹念に描いたシリア映画『カーキ色の記憶』(2016)を上映いたします。

また、今回のセミナーでは、映画上映や講師陣のお話を通して「シリアの女性」に光を当てます。「シリア女性にとっての弾圧・抑圧経験」や「女性にとっての革命」など、これまで注目されてこなかった重要なテーマに迫ります。

当日の講師には、アラブ政治思想・シリア文化研究者の岡崎弘樹氏、考古学者としてシリアに20年以上暮らされ、シリア女性自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人の山崎やよい氏をお迎えいたします。また、シリアご出身の国際的ジャーナリスト ゼイナ・エルハイム氏(Institute for War & Peace Reporting:IWPR )とスカイプで会場を繋ぎ、女性としてシリアの戦場においてジャーナリストとして活動する困難などご自身のご経験をお話しいただきます。

当日は13時00分よりシリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」の商品販売も行います。イブラワハイトについてはページ後半にて。

第3回 『カーキ色の記憶』特別上映セミナー
「シリアにおける女性の経験と実践」

◇ 日時:2018年9月15日(土)13時00分~18時00分(開場13時)
◇ 会場:東京ダイヤビルディング5号館1階TDBホール(中央区新川1-28-23)
(最寄り駅: 東京メトロ[茅場町] |JR京葉線[八丁堀] )
◇ 定員:130名(先着順)
◇ 入場料:1000円
(映画上映、セミナー運営費のためご理解の程よろしくお願い申し上げます)
◇予約不要:直接会場にお運びください

◇『カーキ色の記憶』について
シリアの悲劇は、2011年に始まったわけではない。1980年代にアサド体制に反対した多くの若者が当局に追われ、国を去らざるを得なかった。監督の個人的な物語が、他の4人の語り手の物語と重なり合う。くすんだ軍服に象徴される沈黙や恐怖、戦慄の記憶。赤い風船に託された自由と抵抗。何故シリア社会が爆発し、革命が始まったのか、その背景に迫る。過去を語りながら、未来を見すえるシリア人の物語。


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◇講師プロフィール:
岡崎弘樹 氏
専門はアラブ近代政治思想・シリア文化研究。中部大学非常勤講師。2003年から2009年にかけて仏研究所研究員や日本大使館の政務アタッシェとしてダマスカスに滞在。2016年にパリ第3大学アラブ研究科で社会学博士号取得。最近は1970 年代以降のシリアの監獄文学や政治演劇、記録映画にも研究対象を広げ、学会発表に加え、各種シンポジウムの基調講演やシリアの演劇・映画の解説なども行っている。
[カーキ色の記憶公式ウェブサイト]

山崎やよい 氏

考古学者。シリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに活動を続ける。テル・アバル、テル・コムロック発掘調査、テル・ハディヤ発掘調査、テル・ベイダル発掘調査、アインダーラ神殿遺跡修復事業などに参加し、シリア国立アレッポ大学考古学科講師を歴任。帰国後もシリアについて、メディアやブログで発信を続けている。
特別ゲスト: ゼイナ・エルハイム 氏 (スカイプによる登壇)
国際的ジャーナリスト。2015年、国境なき記者団より「ジャーナリスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。2016年、 Business アラブ版(Arabian Business)より「最も影響のある100人のアラブ女性」、 トムソン・ロイター(Thomson Reuters)より「2016年 謳われることなきヒーロー(Unsung Heroes )」に選ばれる。また、Index on Censorshipより「2016年 Freedom of Expression アワード」、国境なき記者団より「2016年 Press Freedom 賞」等、数多くの賞を受賞し、国際的に高い評価を受ける。エルヒーム氏は、2014年よりInstitute for War and Peace Reporting(IWPR)にて、シリア・プロジェクト・コーディネーター、シニア・メディア・スペシャリストを歴任し、これまでシリア国内の100人以上のメディア・アクティビストに対してジャーナリズムの基礎についてのトレーニングに当たった。同時に、短編映画シリーズ「シリア反抗する女性たち(Syria Rebellious Women)」や「女性によるシリア日誌(Syria Diaries Told by its Women)」の製作も行った。Zaina
> Facebookイベントページはこちら
※当日のお手伝いをしていただけるボランティアを募集しております。
standwithsyria.j@gmail.comまでご連絡ください。(担当:ヤマザワ)

 

◇プログラム (13:00開場)
13時00分 イブラ・ワ・ハイト 物販
13時30分 開会・趣旨説明 Stand with Syria Japan (SSJ) 代表
13時35分 『カーキ色の記憶』上映
15時25分 休憩
15時35分 映画解説・トークセッション
・岡崎弘樹氏×山崎やよい氏
・映画の登場人物よりビデオ・メッセージの受信
16時25分 質疑応答
16時45分 ゼイナ・エルハイム氏とのスカイプセッション
(Institute for War & Peace Reporting:IWPRシニア・メディア・スペシャリスト)
・質疑応答
17時45分 Stand with Syria Japan (SSJ) による報告
18時00分 閉会 (会場の関係より、イベント後は速やかにご退出願います)

※ 事前予約は不要です、どなた様も直接会場へお越しください。


『カーキ色の記憶』

監督・シナリオ・編集 アルフォーズ・タンジュール
製作 アルジャジーラ・ドキュメンタリー(カタール)
撮影国 シリア、レバノン、ヨルダン、ギリシア、フランス、フィンランド
2016年|108分|アラビア語|BD
配給 アップリンク
配給協力 『カーキ色の記憶』日本上映委員会

製作総指揮・シナリオ ルアイ・ハッファール
制作指揮 イヤード・シハーブ
撮影監督 アフマド・ダクルーブ
音楽 キナーン・アズメ
ドラマトゥルク アリー・クルディー
美術補助 アラシュ・T・ライハーニー リンダ・ザハラ
日本語字幕 額賀深雪 岡崎弘樹
配給 アップリンク

◇受賞
2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭最優秀賞
2017年スウェーデン・マルメ・アラブ・ドキュメンタリー祭最高監督賞
2017年ヨルダン・カラーマ人権映画祭ベスト・ドキュメンタリー賞

◇正式出品作品
ドバイ国際映画祭(UAE)、ホットドックス国際ドキュメンタリー映画祭(カナダ)、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ)、ダーウィン国際映画祭(オーストラリア)、ベルゲン国際映画祭(ノルウェー)、アラブ映画祭(オランダ)、モンペリエ地中海映画祭(フランス)、ライプツィヒ国際映画祭(ドイツ)、デンバー映画祭(米国)、リスボン国際映画祭(ポルトガル)、広州国際ドキュメンタリー映画祭(中国)、ディアゴナル映画祭(オーストリア)

◇アルフォーズ・タンジュール監督の紹介
シリア人ドキュメンタリー映画監督。1975年生まれ。2000年~2004年、モルドバの芸術アカデミーで映画演出を学ぶ。帰国後、シリア映画総局の監督となり、『小さな太陽』(2008)で2008年カルタゴ映画祭銅賞と2009年ベルギー・モンス映画祭審査員特別賞を受賞。2009年以後、アルジャジーラ・ドキュメンタリー・チャンネルにて記録映画を多数制作。『木製のライフル』(2011/2012)は2013年アルジャジーラ国際ドキュメンタリー映画祭で公的自由・人権賞、2014年中国国際金熊猫ドキュメンタリー祭で最優秀プロダクション金熊猫賞を受賞。2016年、最新作『カーキ色の記憶』も各国映画祭で高い評価を得る。


イブラ・ワ・ハイト

イブラ・ワ・ハイトは、山崎やよいさんを中心に2013年に始動したプロジェクトです。泥沼のシリア紛争で家、仕事、一家の大黒柱、 そして社会インフラなどの生活基盤のほぼすべてを失ったシリア人 女性たちに「針と糸」で収入の道を開く「自活支援」 プロジェクトです。女性たちの独自の技術を活かすべく手芸・刺繍資材を提供し、 製品を適性価格で買い取り、日本等で販路を開拓することで、「針と糸」で収入の道を開くことを目的とされています。
刺繍や作品の一つひとつはシリア女性により丹念に手作りされており、ひと針ひと針に、女性たちの「様々な想い」や「願い」 が込められています。シリアの温かみを直に感じることのできる特別な品々をぜひお求めください。
※会場の関係より当日の物販は13:00~13:30とイベント開催中のみとなりますのでご注意ください。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

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【9月9日開催】第2回「シリーズ “シリアを知る”-Getting to Know Syria」

本イベントにご登壇であった国境なき医師団看護師の白川優子氏の登壇は「国境なき医師団の都合により」キャンセルとなりました。
イベントは、登壇者を変更して決行されます。詳細は、以下をご覧ください。


【重要】
皆様、Stand with Syria Japan – SSJ より本イベントに関する大変重要なお知らせがございます。最後までご一読ください。
告知をしております9月9日(日)開催の
「第2回『シリーズ “シリアを知る”』-国境なき医師団看護師 白川優子氏を迎えて-」
ですが、講師としてご登壇予定であった白川優子氏のご登壇が国境なき医師団側の決定により、キャンセルとなりました。

キャンセルの理由は、
「国境なき医師団の都合によるキャンセル」
となります。

SSJ内ではこの事態を受けまして、イベント自体のキャンセルも念頭に協議を行いました結果、9月9日のイベントにつきましては、内容を変更し開催する決定をいたしました。

新講師には、シリア人ジャーナリストのナジーブ・エルカシュ氏とシリア国内で活動する人道支援団体「モルハム・ボランティア・チーム」の副代表アフマド ・アブ=シャアール氏をお迎えいたします。
エルカシュ氏に「独裁政権の元でシリアは平和になれるのか」シリア危機の実態を理解する一助となる基調講演をいただいた上で、スカイプで会場を繋ぎ、アブ=シャアール氏よりイドリブの現状と市民が置かれている状況についての報告を受けます。

現在、シリアではアサド政権側勢力により、反体制派の最後の拠点と言われるイドリブ県の市民が激しい攻撃に晒されています。
過去7年間の戦況においても、比類ない規模での総攻撃となり、市民の犠牲は急激に増えると言われています。既にイドリブ県より住民数百名が政権側による攻撃を恐れ、避難を始めたという情報も入っており、国連や国際人権組織からも強い懸念の声が挙がっています。

私たちとしては、このような重要かつ緊急性の高い状況に際して、人道主義の立場から、何もしないでいるということは出来ません。私たちの目の前で、私たちとなんら変わらない命が無惨にも殺されていく状況に対して、私たちは団体の設立ミッションに従い、イベントを開催し、皆様と共にシリアを考え、この事態に声を上げます。
白川氏のご登壇は叶いませんが、シリアについて知りたい、考えたい、また何かしたいという皆様、どうか会場にお集まりください。
イベント自体がシリアでの市民への攻撃に反対し、成す術の無い人びとに連帯を示す機会となっており、最後には抗議のメッセージと共にフォト・アクションを展開する予定です。一人でも多くの方にお越しただけることを願っております。

◇新プログラム
13:00 開演・趣旨説明
13:05 ナジーブ・エルカシュ氏ご講演 「独裁政権の元でシリアは平和になれるのか」
13:35 質疑応答
13:50 休憩
14:00 アフマド ・アブ=シャアール(モルハム・ボランティア・チーム)による報告
14:40 質疑応答
15:05 Stand with Syria Japan 広報 佐々木千春による引退のご挨拶「シリアに無縁の私とSSJ」
15:10 総括 Stand with Syria Japan 代表 山田一竹 「私たちにできること:シリア連帯運動の展開と展望」
15:20 イドリブ県への攻撃への反対表明・連帯アクション
15:30 閉会
———
プログラムは仮のものとなります。変更が生じる可能性も予めご了承ください。

◇日時・会場 (変更はございません)
9月9日(日)13時より開演
東大駒場キャンパス 21KOMCEE EAST 2階211教室
(最寄りは駒場東大駅)
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_55_j.html

◇講師プロフィール:ナジーブ・エルカシュ氏 (Najib El-Khash)
ジャーナリスト、リサーラ・メディア代表
1973年シリア生まれ。1997年に来日。東京大学大学院、名古屋大学大学院にて映画理論を研究。
1998年から日本や北東アジアを取材し、アラブ諸国やヨーロッパのメデイアに取材を配信。
日本のテレビ番組にも出演(BS-TBSの『外国人記者は見た!』、東京MXテレビの『モーニング・クロス』、テレ朝の『世界が驚いたニッポン!』、日本テレビの『NEWS ZERO』など)
文化交流の分野にも活動してる(東京アラブ映画祭の企画アドバイザーなど)
リサーラ・メディアの公式ホームページwww.risala.tv

◇アフマド ・アブ=シャアール氏(Ahmad Abu Shaar)
「モルハム・ボランティア・チーム」副代表、プログラム・マネジャー。2012年のモルハム・チーム設立者の一人。
・モルハム・ボランティア・チーム (Molham Volunteering Team)
SSJのシリア側のカウンターパートナーの一団体。「モルハム・チーム」は、シリア市民によるボランティアグループで、シリア国内で爆撃などの影響を受けた地域、ヨルダン・トルコなど周辺国に暮らす難民の方々への人道支援、紛争孤児への教育支援などを展開する。これまでに、国連や国際NGOが支援できない地域でも積極的な支援活動を続けてきており、国内外からその人道主義を高く評価されている。
・設立のストーリー
内戦下のシリア国内で、市民の支援を続けていた一人のシリア人の若者がいました。彼の名はモルハム・トライフィー(Molham Traifi)。命がけで市民の支援を続けた彼は、2012年に政権側の爆撃で命を落としました。同じ志を持つシリアの友人たちは、彼の意志を引き継ぎ、彼を決して忘れないために、2012年10月6日に「モルハム・チーム」を設立しました。
チームでは、現在100人を超えるシリア国内外から集まったボランティアが活動しています。
https://molhamteam.com/en/ (英語)

◇イベントウェブページ:
https://standwithsyriajp-en.com/2018/09/01/ssj_seminar2_0909/
◇イベントFacebookページ:
https://www.facebook.com/events/2163107143977932/

Stand with Syria Japan
代表 山田一竹
理事 山澤宗市


何よりも「知ること」…

第2回となる本セミナーでは、シリア内戦についての理解を深めることを目的としつつ、「内戦を生きる人びと」に焦点を当てています。
講師は、シリアで国境なき医師団看護師として、幾度にも渡り医療活動を行われてこられた白川優子さんとなります。
膨大な内戦の犠牲者の数の裏にある一人ひとりの命に寄り添い続けてこられた白川さんのお話を伺う大変貴重な機会となります。
※ 事前予約は不要です、どなた様も直接会場へお越しください。

第2回「シリーズ ‘シリアを知る’ : Getting to Know Syria」
-医療現場で何が起きたのか/起きているのか?
日時:2018年9月9日(日)13時00分~15時30分(開場:12時30分)
会場:東京大学駒場キャンパス21KOMCEE EAST 2階 211教室(最寄り駅: 駒場東大前駅)
定員:110名(先着順)
資料代:500円
(連続セミナー運営費のためご理解の程よろしくお願い申し上げます)
予約不要:直接会場にお運びください
◇講師プロフィール:白川優子 氏
国境なき医師団看護師。1973年生まれ、埼玉県出身。日本とオーストラリアで計10年の看護師の経験を積んだのち、
2010年に国境なき医師団に参加。シリア、イエメン、イラク、南スーダン、パレスチナなど、主に世界の紛争地で活動。
シリアでは内戦勃発直後の2012年から4度ほど派遣され2017年にはラッカ陥落時に空爆と地雷から逃げてきた一般市民を多数受け入れ医療活動を施した。2018年7月6日に著書 「紛争地の看護師」(小学館) を刊行。
現在、集英社が刊行する情報・知識&オピニオンサイトImidasにて連載中。

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白川優子さん関連記事

Nippon.com「白川優子:『国境なき医師団』の看護師として伝えたいこと」
https://www.nippon.com/ja/people/e00149/
文春オンライン「焦げた子どもの遺体が転がっていても……彼女が紛争地に向かう理由」
http://bunshun.jp/articles/-/8524
SHOGAKUKANch「戦争は今も世界で起きている――『紛争地の看護師』著者が語る」(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=GaX3BJ1RhnA

※当日のお手伝いをしていただけるボランティアを募集しております。
standwithsyria.j@gmail.comまでご連絡ください。(担当:ヤマザワ)

【3月21日開催】国際法の見地から捉えるシリア危機 -国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望- “Syria Crisis” and the Findings of UN Commission of Inquiry: Prospect of International Prosecution

国際法の見地から捉えるシリア危機
-国連シリア調査委員会による報告と国際的訴追の展望-
“Syria Crisis” and the Findings of UN Commission of Inquiry:
Prospect of International Prosecution

Stand with Syria Japan(SSJ)では、3月21日に東京大学大学院「人間の安全保障」プログラム(HSP)と共同主催でシリアにおける国際法違反に関する研究セミナーを開催いたします。

皆様ご承知の通り、シリアでは重大な国際法違反(「国際犯罪」を含む)が横行しており、市民はこれまで圧倒的な暴力に晒されてきました。現在東グータ地域は文字通り地獄と化しています。このような、到底看過できない人権蹂躙・侵害におけるアカウンタビリティ(責任明白化と刑事訴追追及)を今後確保して行く上でも、大変重要なセミナーとなりますので、皆様どうぞ奮ってご参加ください。

SNSでの拡散や周りの方へのイベント情報の周知にもご協力いただけますと幸いです。
※事前登録いただかなくても参加は可能ですが、こちらの参加フォームより事前登録をいただけますと幸いに存じます。以下イベントの詳細となります。


【日時】2018年3月21日 (水曜・祝日)
16時00分—20時30分

【会場】東京大学駒場キャンパス5号館 2階 524教室
5号館の場所はこちらをご覧ください (最寄駅:井の頭線 駒場東大前)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_04_j.html

【主催】
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)
Stand with Syria Japan – SSJ

【共催】
国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)
グローバル地域研究機構 (IAGS) 持続的平和研究センター

【対象】一般、学生、教職員 | 資料代500円

*当セミナーは「チャタムハウスルール」適用の元で運営されます。
参加者はセミナーで得た情報を外部で自由に引用・公開することができますが、その発言者・所属機関を特定する情報、並びに特定につながる情報の公開はできません。

 【趣旨】
7年が経過したシリア内戦は、大国が有効な対応を講ずることがないまま、市民が残酷極まりない暴力に晒されており、国際社会を震撼させている。
日本における報道はシリア内戦の戦況や人道支援の側面に焦点を当てる傾向にあり、発展的な議論には結びついていない。
本セミナーでは、国際法違反とそれに伴う市民の犠牲について検証し、議論を深めることを試みる。
セミナーは以下三点の目的を有する。
第一に、シリアにおいて発生する暴力の種類と市民の被害の度合いを立証する。したがって、実際にシリアにおける国際法違反の検証に当たった国連シリア調査委員会(CoI)の元委員にスカイプ登壇いただく。第二に、シリア内戦における国際法の見地からの議論を加速させる。第三に、重大な国際法違反に対するアカウンタビリティの確保に対する展望を検証することである。

【プログラム】   総合司会:山田一竹 (Stand with Syria Japan 代表)
16:00 開会 15:30開場)
16:00-16:10 開会挨拶・趣旨説明
キハラハント愛 (東京大学大学院准教授)

16:10-17:00 イントロダクション
シリアで何が起きているのか(Skype)
Saleyha Ahsan(救急救命医、元People’s Convoy to Syriaメンバー、映像ジャーナリスト)

1 国連シリア検証委員会のメソドロジーと調査結果
17:00-18:00 元国連シリア調査委員会メンバー (Skype)
18:00-18:20 Q&A

18:20-18:30 
休憩

2 国際法による状況分析と訴追の可能性
18:30-19:15キハラハント愛(東京大学大学院准教授)
19:15-19:30 Q&A

19:30-19:40 休憩

3 コメント:人権の実践現場から
19:40-20:00 土井香苗(Human Rights Watch 日本代表)
20:00-20:20 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)シリア事務所幹部

総括
20:20-20:30 山田一竹 (Stand with Syria Japan 代表)
20:30 閉会

【国連シリア調査委員会】
シリア・アラブ共和国に関する独立国際調査委員会(The Independent International Commission of Inquiry on the Syrian Arab Republic:CoI)は、2011年8月、国連人権理事会の決議(S-17/1)により設立された、独立した専門調査機関。2011年3月以降シリアで発生した全ての国際人権法・人道法違反を調査するマンデートを与えられている。同時に、委員会は「人道に対する罪」等の重大な国際犯罪の責任者究明、アカウンタビリティ追及(責任明白化)のミッションを付与されている。設立以来、委員会は20を超える報告書を公開。人権蹂躙の実態を6000人以上の被害者や目撃者からの聞き取りを含む専門的な調査方法のもと検証している。

【登壇者プロフィール】
Saleyha Ahsan
英国を拠点に活動する救急救命医、ジャーナリスト。ボスニア、リビア、シリアにおける紛争地の最前線で救急救命活動に従事。2006年英国ダンディー大学修了(医学士)。2011年英国エセックス大学より法学修士号取得(国際人権法・国際人道法)。シリア国内の医療を支援することを目的としたクラウドファンディング型のプロジェクト「People’s Convoy to Syria」のメンバーとして、2016年にはアレッポ郊外に小児病院を建設することに貢献。また、映像ジャーナリストとしても活躍しており、BBC、Channel4 、The Guardian等の主要メディア上で、パレスチナ、カシミール、シリアなどの紛争地における医療現場を報道している。

土井 香苗(Kanae Doi
国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)日本代表。1998年東京大学法学部卒業。2000年より弁護士として、日本にいる難民の法的支援や難民認定法の改正のロビーイングやキャンペーンに関わる。2006年6月米国ニューヨーク大学(NYU)ロースクール修了。2009年ヒューマン・ライツ・ウォッチ東京事務所を開設、日本代表就任。著書に「“ようこそ”といえる日本へ」(岩波書店 2005年)他。

キハラハント  (Ai Kihara-Hunt)
東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障プログラム」准教授。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)職員としてジュネーブ本部、ネパール、東ティモール等各国での勤務を経て、2017年より現職。2016年英国エセックス大学より、法学博士号取得。指導教員は現国連ブルンジ独立調査委員会委員Françoise Hampson。専門は、国際人権法、国際人道法、国連平和活動、治安部門改革。著書に「Holding UNPOL to Account: Individual Criminal Accountability of United Nations Police Personnel」(Brill社 2017年)他。

山田 一竹 (Icchiku Yamada)
Stand with Syria Japan (SSJ) 代表。東京大学大学院 総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム修士課程在籍(ジェノサイド研究)。2016年立教大学異文化コミュニケーション学部より学士号取得。2014年英国高等教育機関Foundation for International Educationにて紛争分析・解決トレーニング修了、現地の難民支援団体にて支援活動従事。2017年シリア危機に対応することをミッションに掲げた非営利団体「Stand with Syria Japan」設立・代表就任。