Stand with Syria Japanでは、シリア革命から8年という節目を考える特別シンポジウムを開催いたします。
14:00 開会挨拶 Stand with Syria Japan理事 山澤宗市第1部 革命
14:05 「サウラの記憶:恐怖と沈黙の壁を越えて」
山田一竹(Stand with Syria Japan代表)
14:25 「<内方浸透>に抗うシリアの記録映画」
岡崎弘樹(アラブ近代政治思想・シリア文化研究)
14:55 休憩
−特別登壇企画−
15:05 「革命は終わらない」 “シリア人特別ゲスト” [スカイプ登壇]
第2部 内戦
15:50 「失われた故郷:アレッポで見たもの」
藤原亮司(ジャーナリスト|ジャパンプレス所属)
山崎やよい(イブラ・ワ・ハイト発起人、考古学者)
16:30 「シリア内戦:報道と真実」
黒井文太郎(軍事ジャーナリスト)
17:00 休憩
第3部 ディスカッション
17:10 「徹底討論:シリアはどこへ向かうのか」
岡崎弘樹×黒井文太郎×藤原亮司×山崎やよい×ナジーブ・エルカシュ×山田一竹
モデレーター:山澤宗市
18:10 会場との質疑応答
18:40 閉会
※プログラムはやむを得ない事情により変更する可能性がありますこと、予めご了承ください。
専門はアラブ近代政治思想・シリア文化研究。中部大学非常勤講師。2003年から2009年にかけて仏研究所研究員や日本大使館の政務アタッシェとしてダマスカスに滞在。2016年にパリ第3大学アラブ研究科で社会学博士号取得。最近は1970 年代以降のシリアの監獄文学や政治演劇、記録映画にも研究対象を広げ、学会発表に加え、各種シンポジウムの基調講演やシリアの演劇・映画の解説なども行っている。最新の論文に「シリアの記録映画に描かれる<崩壊>の経験−記憶、表象、他者をめぐる創造空間」『唯物論研究年誌第23号 21世紀の<マルクス>』大月書店。藤原亮司
ジャーナリスト(ジャパンプレス所属)。1967年、大阪府生まれ。1998年からパレスチナ問題の取材を行い、シリア、レバノン、コソボ、アフガニスタン、イラク、ヨルダン、トルコなどにおいて「紛争地に生きる人びと」を中心に紛争難民問題を取材。国内では在日コリアン、東日本大震災や原発被害の取材を行っている。著書に『ガザの空の下――それでも明日は来るし人は生きる』(2016年、dZERO(インプレス))。
山崎やよい
考古学者。シリア女性の自活支援プロジェクト「イブラ・ワ・ハイト」発起人。1989年よりシリア第2の都市アレッポをベースに活動を続ける。テル・アバル、テル・コムロック発掘調査、テル・ハディヤ発掘調査、テル・ベイダル発掘調査、アインダーラ神殿遺跡修復事業などに参加し、シリア国立アレッポ大学考古学科講師を歴任。20年以上を暮らしたシリアからの帰国後も、シリアについてメディアやブログで発信と解説を続けている。
黒井文太郎
横浜市立大学国際関係課程卒業。講談社編集者を経てフリーランスの国際紛争専門フォトジャーナリストとして活動。ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住し、紛争地取材を行う。その後、月刊『軍事研究』特約記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、軍事ジャーナリスト。シリア内戦に関しても積極的な発信、分析を行っている。
主な著書に 『イスラムのテロリスト』(講談社:2001年)、『世界のテロと組織犯罪』(ジャパンミリタリーレビュー:2001年)、 『日本の情報機関』(講談社:2007年)、『ビンラディン抹殺指令』(洋泉社:2011年)、 『イスラム国の正体』(講談社:2014年)など軍事・インテリジェンスに関する著書多数。
ナジーブ・エルカシュ
シリア人ジャーナリスト、リサーラ・メディア代表。1973年シリア生まれ。1997年に来日。東京大学大学院、名古屋大学大学院にて映画理論を研究。1998年から日本や北東アジアを取材し、アラブ諸国やヨーロッパのメデイアに取材を配信。日本のテレビ番組にも多数出演(BS-TBSの『外国人記者は見た!』、東京MXテレビの『モーニング・クロス』、テレ朝の『世界が驚いたニッポン!』、日本テレビの『NEWS ZERO』など)、さらに文化交流の分野にも活動してる(東京アラブ映画祭の企画アドバイザーなど)。
山田一竹
Stand with Syria Japan代表。東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム修士課程在籍(ジェノサイド研究)。2014年 英国FIEにて紛争分析・解決プログラム修了、現地の難民支援団体にて支援活動に当たる。2017年 非営利団体「Stand with Syria Japan」設立・代表就任。日本におけるシリア危機の関心向上と意識変革を目指した活動を展開すると同時に、シリアにおける集団抹殺と市民革命について研究。
「シリアで何が起きていたのか」、「今、シリアはどこへ向かっているのか」、「人びとが求めるものとは」。共に考えませんか?